プロフェッショナル 仕事の流儀 石原正康
プロフェッショナル 仕事の流儀 第28回
ベストセラーはこうして生まれる 〜 編集者・石原正康 〜
村上龍「13歳のハローワーク」120万部。天童荒太「永遠の仔」200万部。五木寛之「大河の一滴」253万部。驚異的なペースでミリオンセラーを連発する編集者・石原正康、44歳。渡辺淳一、山田詠美、村上龍、よしもとばなななど、10年以上の長きに渡り、信頼関係を築き続けている作家も多い。 自らの仕事を作品の誕生を手助けする「助産婦」だと言う石原の仕事は、産みの苦しみと闘う作家と、24時間・全人格的な付き合いを行う。電話にメール、そして頻繁に会って、とことん話す。 中でも、石原が全力を注ぐのは、初めて原稿を読む読者として、作家に感想を伝えるとき。いいと思ったことを言葉を尽くして、褒める。その伝え方が、原稿の今後を左右することもある。 もう一つ、石原がこだわるのは作者が作品に込めた「熱」を広げていくこと。時には書店にも足を運び、作家の思いを伝える。書店から読者へ、読者から読者へ。それが、大事な本を世に広めることにつながると、信じる。 今、石原は、かつて「天国への階段」で大ヒットを生んだ作家・白川道に再び、書き下ろし長編小説を依頼中だ。しかし、クライマックスの執筆を前に、白川の筆が突然止まった。編集者・石原は、はたしてどんな手に出るのか・・・。 綺羅(きら)星のごとき作家たちとの仕事の現場に密着。名物編集者の仕事術に迫る。
NHK総合
2006年10月12日(木)22:00〜22:44
10月 12, 2006 at 07:42 午前 | Permalink
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» プロフェッショナル:編集者 トラックバック 50代オヤジの独言
石原正康氏。ベストセラー請負人。「作家の心を動かす男」当代の人気作家はほとんどこの人の手にかかっているといっても過言ではない。そもそも編集者というのは何をする人なのか?何をする仕事なのか?興味深く見た。「助産婦」だという。作家にとって作品は子供。それを産み出す... [続きを読む]
受信: 2006/10/12 22:51:17
» ベストセラーはこうして生まれる トラックバック 須磨寺ものがたり
全く期待を裏切らない内容で、あっという間の44分間でした。今回も「人との向かい合い方」が、キーワード!人間「石原正康」の、<人となり>が、優しく、強烈に伝わってきた。
プロフェッショナル 仕事の流儀 第28回
NHK総合
2006年10月12日(木)22:0022:44... [続きを読む]
受信: 2006/10/13 13:21:16
» 本に携わる人の想い……[番組紹介]NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』その2 トラックバック 東京の図書館をもっとよくする会
先日、当ブログでNHKの番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』を紹介させていた [続きを読む]
受信: 2006/10/14 19:30:16
» 「プロフェッショナル」 編集者・石原正康 トラックバック のほほん便り
多くのベストセラーに携わってきた幻冬舎の編集者、石原正康にスポットをあてて、興味深かったです。
なかでも「文学は毒である」は、けだし至言だなぁ、と感服。
(あっ、もちろん「分量次第で、妙薬にもなりえる」って意味の比喩、だったんですがね)
どちらかというと照れ屋で、やや寡黙でさえあるものの「編集者は、助産婦である」と言い切る瞳の力強さ。「作品に惚れこむ情熱」が原動力である旨に、深く感じ入るものがありました。
書きあがった原稿は「全身全霊で誉めまくる!」ってところが素晴らしいです... [続きを読む]
受信: 2006/10/16 13:47:41
» 「ほめる!」プロフェッショナル~仕事の流儀~編集者・石原正康氏 トラックバック 文系人間の公務員試験~別館ブログ~
最近、1週間以上遅れて録画した「プロフェッショナル~仕事の流儀~
」を見ています。
と言うことで今回取り上げるのは10月12日放送の編集者・石原正康氏。
石原氏は120万部売れた村上龍氏の「13歳のハローワーク」など100冊以上本を作ってきたと言う。
今回、石原氏を見て... [続きを読む]
受信: 2006/10/21 21:51:50
» 「人の心を動かす言葉」とは? トラックバック 大川内 麻里の“人生がより心豊かになる”コトバ 1日1文
(「“プロフェッショナル”とは?」という問いに)
自分の言葉で仕事をすることですよね。借りてきた言葉ではなくて。
うまくいかないときに、裸になって自分の言葉で人に接していく。
それができるということがプロフェッ... [続きを読む]
受信: 2007/03/31 23:41:21
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コメント
↑訂正:「プロフェッショナル仕事の流儀」
石原正康さんの回の再放送は
本日16日の16時05分からでした。
投稿: yuki@mixi | 2006/10/16 15:18:33
↑平太さんも仰るように、
「どちらが大事かというと、正直"作家"より"作品"です。」
と言われたとき、ワタシも一瞬意外に思いましたが、
それでこそプロの編集者なんだな、と納得しました。
もし、作家重視だとすると、下手すると、
妙な馴れ合いのようなものが、もしかしたら出てくるのではないか、
読者の目線で捉えられなくなるのではないか、とふと考えました。
それよりは、作品には作家の人間性が丸ごと含まれるわけだし、
作品=作家と承知したうえで、
一読者として、「このひとにこんな作品を書いて欲しい!」
という一念で取り組んでいるからこそ、
作家の方々と一緒に作り上げていこうとするからこその、あの言葉なんだと。
改めて、プロフェッショナルな編集者なんだなぁと
納得した次第です。
編集者としての姿勢って、
石原さんらしさそのものなんでしょうね。
あ、それからワタシもエイミーファンのひとりで〜す♪
今日も夕方から再放送がありますね。^_^
‥茂木さんのブログなのに、
石原さんと詠美さんの話ばかりになってしまいました。
茂木さんごめんなさい。。
夕べの「絵本を旅する」番組も観ました。
その前日には別番組で「お弁当についての考察」など
楽しそうに語ってらしたのを
大変面白く観させていただきました。
最近ますますお忙しそうですね。
ファンとしてはいろんなところでお目にかかれるので
とても嬉しいですのが、
体調には充分お気を付けて〜。
(長文・駄文にて失礼しました。)
投稿: yuki@mixi | 2006/10/15 13:46:19
実に充実した内容で、面白かったです。何回も見直しました。
予告編で山田詠美さん出てなかったので、「やっぱ、NHKか。」とちょっと諦めていたのですが。
山田ファンとして出会いのエピソードや動く山田さん、そしてなにより生石原さんを見られてよかった。
「自分の言葉で仕事する、借りてきた言葉でなく、
自分の言葉で人と接していく。」
プロとか文学とか関係なく、人として心動かされる言葉でした。
普段、人と接する時、つい心にもないことをいってごまかしたり、ええかっこしてほんとに言いたい事がいえなかったり、自分の言葉が出てこないことが多く、結局自分という人間が相手に違う印象与えていて、嘘の自分を見せていて自己嫌悪で苦しむんだけれど、どうすれば、自分の言葉で人接することができるか、考えるきっかけをあたえられ、良い言葉を聞いたと思いました。
石原さん自身が、作家なんだと思いました。助産婦なんて控えめに表現されてるけど、あるときは、もうひとりの山田詠美、あるときは白川道、あるときは、もうひとりの村上龍になってほんと一緒に生んでると思いました。
意外に感じたのは、作家と作品どちらが大切か?の件です。
私は作品を開いた瞬間そのページの中に作家がいるように思っていて、その人自身がほんとそこにいるように感じるので作家と作品って切り離せないと思っていたので、作品が大事ってわけて考えられるのが意外で、驚きでした。
作家=作品の上で、あえて切り離してるのだろうか?
漱石の時代もああいった、編集の方っていたのだろうか。
いろいろほんと考え出すと面白い回でした。
いつも、4時間もトークなさってお疲れさまです。
ありがとうございます。ほんとに思ってますから!
今後も深いところ、突っ込んだところをじゃんじゃん放送してほしいと切に願います。だって、そこを全部カットしてしまったら、視聴者に違ってみえ、ぜんぜん違う印象にうつってしまう結果になってそれって嘘になりませんか?
投稿: 平太 | 2006/10/13 14:28:19