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2006/09/28

野良ブログ

 ゼミ。
 私の論文紹介(Journl Club)と、
大久保ふみさんのProgress Report
(研究進捗状況の報告)

 最近はとにかく「教育的」
なゼミをやろうと心がけていて、
 今回は、いくつか英文の具体的な
場所をとりあげて、
 「こういう英文を書かないといけないんだよ」
と説明した。

 学生と論文を書く時に、一番のrate limitingな
ステップは、上がってくる英文を
きちんとしたものにすることで、
 そのための学習信号を一生懸命与え
ようとしている。

 とは言っても、文法がどうのとか、
ボキャブラリーがどうの、とか、
そういうレベルの話ではない。

 もっと、英文を書く上での
様式観というか、美意識というか、
 そういったことに属する問題である。

 必要なのは、「文脈付け」と「冗長性の
徹底した排除」。
 なぜ、このような英文は良くて、
自分たちが書く英文はダメなのか、
 その差異を感じ取る目を身につけてくれたら、
と思う。

 大久保さんの研究レポートは、
具体的な今後の進め方の提案があった。
 良かった!

 ラジオ日本の場所がわからず、
迷う。
 ロシア大使館のすぐ裏だと
聞いていたので、
 わきの細い道の入り口に立っている
警察官に聞いた。
 「あのう、ラジオ日本はどこでしょうか?」
 「ラジオニッポンですか? すみません、
知りません」

 さらに行くと、また警察詰め所があった。
 奥には、東京アメリカン・クラブがある。

 「すみません、ラジオ日本がこのあたりに
あるようなのですが」
 「ラジオニッポン、ですか? 知りませんねえ」
 
 困って日テレの斉藤さんに電話したら、
「そのまま奥に入ってきてください」
と言う。

 どん詰まりの、アメリカン・クラブの敷地
かと思えた場所にラジオ日本はあった。
 最後に聞いた警官詰め所からは、
せいぜい
50メートルくらいのところである。

 案外都会の中で近くに何があるかは
知らないものだ。
 大学時代、何回も徘徊したお茶の水の
辺りで、
 「全日本歩け歩け協会」
というのを見つけて、
 「へえー」
と思ったことがある。

 根津神社の近くには全日本爬虫類研究所
という看板を掲げた個人宅があった。

 朝空を覆う伝書鳩の群れがどこから飛び立つのか、
わからないことはよくある。

 電通でのニューロマーケティング
研究会。

 終了後、佐々木厚さんが行きつけという
「寿し利」に行った。

 男というものが、自分のお気に入りの
店に連れていくというのは、ちょっと「へへん」
てなもんである。 
 その「へへん」の写真。


行きつけの「寿し利」の前で「へへん」の佐々木厚さん

 タナカさん、ゴトウさん、それに
後から遅れて幻冬舎の大島加奈子さんが
いらした。

 ぼくは昨日エッジを忘れてしまって、
ネットにつなぐのにエライ苦労した。

 ところが、東京のあちらこちらには
「野良電波」がある。
 無線LANでプロテクトしていないで
インターネットに入れる場所が
あちらこちらにあるのである。
 
 電通本社の一階にも野良電波があって、
ネットに入れて助かったが、
 「寿し利」の店の外にも野良電波があった。

 野良電波をつかまえた後、
ちょっとふらふらと散歩していたら、
 「ホテル 銀座ダイエー」
というのがあった。
 
 あれ、懐かしいなあ、と思った。

 カナダのバンクーバーで
15歳の時に一ヶ月ホームステイした
時のホストファミリーの「お母さん」がVernaである。
 Vernaは、私が大学生くらいになった時に
仲間を連れてやってきて、
 このホテルに泊まっていたことがあるのだ。

 その時、私は彼女たちをいろいろな所に
連れていくのに、何回か
 ダイエーまで迎えに来たのだった。

 まだあるとは知らなかった。
 君、まだここにいたのか!
とびっくりしたような気分だった。

 寿し利はとても良い店で、
さすが佐々木さんだった。
 
 そのステキな店からちょっとふらりと出て
夜の街を歩くのが、また良かった。
 
 大島さんのご両親はニューヨークに住んでいる。

 「父からいきなり電話があったんですよ。
茂木さんのブログを読んでいるらしくて、 
 先日、弊社にいらして
 社長の見城に会っていただいた時の
ブログを読んで、「おい、お前、出ていたな」
とわざわざ電話してきたんです。」

 ぼくのブログはいつの間にか野良ブログになって、
ニューヨークまでふらふらと出かけていたらしい。

 ニューヨークの野良ブログと仲良くなって、
一緒にみゃあみゃあないていたかもしれない。

 何事にしろ、野良というものはいいもんだ。

9月 28, 2006 at 07:49 午前 |

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受信: 2006/09/29 1:49:51

コメント

野良の衣
 
  天の意志を担う時
    自然のなかで  野良仕事

  天衣無縫
    中心がずれることも無く

              野は良いな Art 限り無く

投稿: 一光 | 2006/09/29 2:32:17

茂木さんの帰った後、オレもJounal Clubやりました!

http://melonsode.fem.jp/brainclub/index.html

投稿: 野澤真一 | 2006/09/28 22:11:27

追伸:

秋が深まってきて、紅葉の見られるのももうじきですね。

チョコレートなどこってりした甘いものの味も、秋が近づくと美味しく感じられます。

こうしているあいだに、刻々と我々は「死」というラストステージに近づいている…。

どれほどインターネットで電波が飛び交おうと、そのネットで流通できない、命の時計は確実に時を刻んで、死に近づきつつある。


「生きている時間」のリミットが来ぬうちに、私達は多忙さを克服して、それぞれが抱えるライフワーク(人生の課題)に取り組みたいものだ。


@私事で恐縮ですが、ブログを新しくはじめています。
URL:http://blue.ap.teacup.com/lapiata1687/
御覧頂ければ幸いです。

投稿: 銀鏡反応 | 2006/09/28 22:02:38

インターネットの電波というやつは、世界中を飛び交っているもんなんですね。

茂木先生のこの「日記」も、そんな電波に乗せられて、日本だけでなく、遠く異国で暮らす老紳士のもとに届いているわけですね。この時間帯も先生の日記を読んでおられる方が世界の何処かにいるやも知れませぬ。

毎日忙しく動き回られている茂木先生が、こうしてほぼ毎日、日記を更新してくだすっているのを読むたびに、嗚呼本当にマメなんだなぁ…。こうやって毎日毎日、ご自分の生活で、ご自分の心に引っかかった「トピックス」を伝えているのだな…。と感心させられまする。

学生のみなさんに、英文論文を書くときの心構え、として、文法がどうのとか、ボキャブラリーがどうのとかというような、どちらかというと末端的なことではなくて、「文脈付け」「冗長性の徹底した排除」と、英文作成の様式観や美意識を、茂木先生が教示してくださっている…ということは、物を書く上での、本質に迫った教えかたがここにある、ということなのかもしれない。

文法やボキャブラリーはあくまであとづけ。

様式と美意識こそがその論文の美醜を決定付ける。これは論文作成のみならず、こうしたブログの文章(エントリー、コメント両方を含む)とか、エッセイ、小説、その他に通ずる事柄なのだと思う。

サラに大事は、様式よりも、物を書くときの美意識なのだ、と思う。
思うに、書店等に氾濫している、凡百の雑誌の類いの文章を見ていると、なんともはや、美しさのない文章ばかりなのだろうと、幻滅するやら呆れるやら。

完全に美意識から、そして人間哲理から、外れてしまった言葉の氾濫が、人間を、社会を、そして国家をも、衰退へと向かわせる。

センセーショナルな表現が目立つ、魂なき醜い言葉の洪水には、英文論文作成にも通ずるような美意識も哲理もない。

もっと美しい、人の生きる力を引き出すような言葉が、周りに溢れるようにならなくては…。

そういう意味では、茂木先生のこの「日記」は、ありのままだけれども、美しい言葉が溢れています…!

投稿: 銀鏡反応 | 2006/09/28 18:38:08

放蕩息子。どら息子。道楽者。ふーてんの寅さん。
芭蕉、山頭火、山下 清。

自分の夫だと非常に困るが、世間にはいて欲しい人たちに思います。

野良つづきちょっとひろってみても言葉がいくつもあるくらいだから、
実は皆、心の中に憧れがあるのか?

投稿: 平太 | 2006/09/28 16:49:07

ブログ野悪。。。ノワール

投稿: ys | 2006/09/28 12:30:49

ブログ野悪。。。ノワール

投稿: ys | 2006/09/28 12:30:37

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