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2006/09/17

「オフ・ザ・キーボード」の時間

 「ワッツ!? ニッポン」は
今月で終了で、私も最後になった。
 猪瀬直樹さんが「いや、飲み過ぎて
マイッタよ」と言いながらスタジオ
入りして、
 しかし終わる頃には「すっかり治った」
と涼しい顔をしていた。

 開始前、江川紹子さんとの会話。
 「この前、オペラシティでやった
モーツアルト、行きましたよ」
 「あれ、そうだったんですか」
 「友人が出演していたもので」
 「どなたですか? 歌手?」
 「晴雅彦さんですよ」
 「ああ、そうですか、あの人、面白いですね」
 「でしょ。エンターティナーですよね」

 大塚の筑波大学付属中学校へ。
 竹内薫の出身学校。

 私は学芸大学付属高校で、
国立付属の雰囲気には何となく親近感を
覚える。

 『脳と子供の創造性』というテーマで
お話する。
 控え室として使われていた音楽室の
雰囲気がとてもゆかしく、
 もう少しいたかったなと思った。

 NHK。「科学大好き土曜塾」。
大昔のヘンな生きものを特集。

 中山エミリさんや、室山塾長と
スタジオで並ぶのは随分久しぶりのような
気がする。

 近藤さんや北野さんを含め、
なんだか同窓会に来ているようでなつかしかった。

 明けて今日は、朝から仕事を詰めるはずが、
キーボード不調ですっかり調子が狂う。
 特に、英語の仕事はアポストロフィが出しにくくて
困る。
 できることはやったのだが、ダメ。
 誰か教えてくれないかしらん。

 この手のトラブルは、身体のそれに
似ていると気付いたのはイギリスに留学している
ときだった。
 丸二日、(ほとんど48時間)、トラブル
シューティングをして結局ダメだったこともある。
 食事もろくにとらなかった。

 以来、コンピュータは道具と心得て、
あまりシステムのconfigurationなどに深入り
するのはやめた。
 今回、キーボードがどうなっているのか
少し調べてみたが、keyboard remapとか、
いろいろ突っ込めば面白そうなことも
ありそうだけど、
 とりあえずあまり生産的ではないので、
 だましだまし使うことにする。

 そもそも、キーボード自体に違和感を
覚える、そんな心の動きがここのところ
ときどきある。

 手描きで文字や絵を描いている時の、
「実数的」とでもいうべき連続的な制御の
美意識が、離散的な情報空間に制約
されてしまうことに対する抵抗を感じる
ようになった。

 保坂和志さんが手で原稿を
書くというのはこのことかとも思う。
 
 しかし、小説の場合、結局は活字に
置き換えられてしまうから、
 連続的運動の軌道自体の
 味わいは消えてしまう。 
 連続的運動が、精神の生産原理として、
活字に置き換えられた後の作品にも
反映されるということは確かにある
だろう。

 イラストレーションとか、書道とか、
そのあたりの連続的な変化のある味わいの
世界でデジタルな情報表出を補うしか
ないのかもしれない。

 「オフ・ザ・キーボード」の時間を
たっぷりと持ちたいと思う
 秋の夕暮れ。

 キーボードのせいでなんだかくさくさ
したので、お昼にカップラーメンの中に
おろしニンニクをたっぷり入れて、
 ネギもいれて、
 はあはあクサイ息の人になった。

 そうしたら、眠くなって、週間新潮を
読みながら寝入って、起きた次第。
 
 やっとリセット。
 これから仕事を詰める。

9月 17, 2006 at 05:10 午後 |

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コメント

くさくさしてクサイ息・・・。セーラさんはなんて言うかな?
私も本日くさくさしたので、雨と風の中、サイクリング致しました。
気持ちよかったです。アスリートが鍛えてるというシチュエーションにしてみました。

応援しています。

投稿: 平太 | 2006/09/17 20:00:16

私もきょうはPCの前に日がな一日貼りついて、「オン・ザ・キーボード」状態でアリマス。

こうしてキーボードで文字を打っているよりも、手書きで文字や絵を書いたり(描いたり)していたほうが、生きた「物を書くこと」の醍醐味をダイレクトに味わえる。

茂木先生も本当に「オフ・ザ・キーボード」の時間が持てればよいのに。

絵や文字を手で書く時間が、先生の場合、もっと多く持てるようになれることを念願したい。

話は変わるが、「ニューロンの回廊」も今週~来週放映分でいよいよ最終回なんですね。ゲストがあの糸井重里さんというのが豪華というか何というか。どんなラストになるのか、今から楽しみです。


投稿: 銀鏡反応 | 2006/09/17 18:31:44

思えば茂木先生は、日々キーボード、画面とにらめっこなさっているんですね。
「実数的」というべき連続的な制御の美意識が、離散的な情報空間に制約されてしまう・・
ううむ、とうなりました。

投稿: M | 2006/09/17 17:43:22

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