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2006/08/31

落語家のヒトと話したような

多用につき
 簡潔に。

 日本進化学会シンポジウム。
 終了後、郡司ペギオ幸夫が「大学に
電話しなくちゃ」という。

 それで、携帯電話を貸したら、
芝生の上に横になって、茂みに
頭を突っ込んだ。

 おしりだけがぷくりと出ている。
 一体何をしているんだろうと
思ったら、
 パソコンの画面が明るいところだと
見れないので、暗い場所を
探しているのだった。

 研究室の学生たちが大いに受けて、
ぱちぱちと写真をとる。
 「初郡司」体験の田辺史子は、
ショーゲキを隠せない様子であった。


パソコン画面をのぞき込む郡司ペギオ幸夫
撮影 茂木健一郎

 私とか池上とかは、郡司の奇行を見慣れて
いるので、何ていうことはない。
 あら、そう、てなものである。

 新宿で、池上高志、郡司ペギオ幸夫
と鼎談。

 カレーをぱくぱく食べながら
ぺちゃくちゃ喋った。
 
 郡司的なモデルは
脳で言えば「情報表現」「計算」の切り出し
に相当するのか?

 いずれにせよ、neural correlateという
概念を徹底的に追求していった時に、
 案外non-trivialな問題が立ち現れる
のだと思うのだ。

 そうではないですか、池上高志さん。

 江原啓之さんにお目にかかる。
 とても面白い話だった。
 江原さんがなぜ今のような
活動をされているのか、
 その個人史的必然性を
受け取ったように思った。

 下町生まれという江原さんは気さく。 
 思い出すと、落語家のヒトと話した
ような印象へと変貌している。

 楽しみにしていたのだが、
部屋の中を言い当ててもらう機会がなかった。
 もし、江原さんが次のようなことを
言っていたら、
 私の世界観は大いに揺れ動いていたこと
だったろう。

 「茂木さんの部屋ね、開封しないで
積まれている沢山の郵便物が見えますね。
 本も置き場所がなくて床の上にどーんと
積んでありますね。
 仕事で使う本を探すとき、いつも
必死で横ばいになっているでしょ?
 読み終わったファックスは、
捨てましょうね。
 あれ、用紙の端が赤くなっていますよ。
そろそろ交換ですね。」
 
 椎名誠さんにお目にかかる。
焚き火の前で絵本の話をして、
ビールを飲んだ。
 最近の椎名さんの遊びの
中心は釣りだそうである。

 さすが焚き火名人。
 「生木の焚き火が最高ですね」
という意味が、一夜のレッスンで
よーくわかりました。

 椎名さんに言わせると、乾燥した、
よく燃える木の焚き火は「ゲヒン」
なのだそうです。

 「焚き火は人生みたいだなあ。
最初は火がなかなかつかなくて、
 そのうちに本格的に火がついて、
めらめらと青年期を迎える。
 そのうち、火の勢いも衰えてきて、
 いよいよオレの人生も終わりか、
と寂しい気持ちになってくる」
 と椎名さん。

 あさってからチベットに行くとのこと。
 椎名さんの人生は、まだまだ
新しい薪をどーんと投入!
 の気配だった。

 私の方は
 今日、明日、あさってと
「危機」的ハードスケジュール。
 ナントカ乗り切れるだろうか。

 晴れ時々、焚き火にビールな人生を
確保したい。

8月 31, 2006 at 07:53 午前 |

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コメント

 日本進化学会、初めてでしたが、ご紹介くださったシンポジウムを聴くことができました。ありがとうございました。
 どんな発表があるのだろうと拝聴させていただいたのですが、発表される方々のあまりの早口!と内容に、目を上げて聴くとただの音声の世界になってしまいそうで、うつむいて耳に集中してコトバを拾うので精一杯でした。なぜか息苦しそうに聞こえる岡ノ谷さんのときには、私も酸素不足のような気さえし…。ハイスピードで何かが通り過ぎていくという呆然感のなか、ぼんやりと脈絡なく、アロハでいいんだな…という呟きが浮かびました(前席にアロハシャツが満ちていたから、と思います。それと、後で、ブログに郡司さんの写真が!と期待したら、ショーゲキ的に、顔は茂みの中でした)。
 先生がブログで何度か、ダーウィンの進化論に触れていらしたのを見たときは、どのように関連させていらっしゃるのだろう?と思っていたのですが、意識の定義に迫るために方法としてダーウィンのやりかたが有効、というふうに受け取れました(本当にそうおっしゃったのかは…。でも、私なりに、この日腑に落ちたと感じたのはこのことだけ…無残ナリ。)

 私のレベルにはなんともという感じではあったのですが、人とはなにかということについて、多方面から論じられる場に触れることができたのはとてもよかったです。
 社会のなかでいろいろな事件や出来事がありますが、進化のような膨大な時間と道のりを思い、今ある人間を考える機会があると、一線を踏みとどまれるような視点を培っていけるような気がします。夏休みの土日に一般の大人も子どもも傍聴可でこのテーマのシンポジウムがあればいいのにと思います(私が知らないだけかも、ですが)。聴きにきている人が少なめに思えたのはもったいない感じでした。私も誰か誘っていければよかったな…。

投稿: kei | 2006/09/04 16:29:08

脳科学者 茂木健一郎先生と 超能力者 江原さん

叶わぬ夢が 叶ったような !

お二人の脳内反応  如何 !  

          笑顔の人 ふたり
              思案の顔も 素敵です。

投稿: 一光 | 2006/09/01 18:46:08

茂木先生

密度の濃い一日でいらしたのですね。

郡司ペギオさん、なんともユニークな方ですね。
でも、自分の周りも目的のためには手段を選ばないというか、最善の方法で目的を遂行するため猪突猛進する方々が多々おりますので、にっこり笑ってみていられそうです。

江原さんと茂木先生の組み合わせも一見ミスマッチですが、
実はすごいオーラがお二人を包んでいたりして。
お二人の時間の流れが30倍くらい違いそうですね。
江原さんが茂木先生のオーラを観ているうちに、先生の意識は時を超え、世界を巡り、ビールを飲み干し、酩酊の域に達するのではと、思われます。
先生のお部屋は、私でもかなりの確率で透視できそうです(笑)

そして極めつけが、椎名誠さんとは!!
兄弟対決?というより、長男と年の離れた末っ子が久しぶりに故郷の集まりで顔を会わせた、という感じでしょうか。
焚き火人生論は、焚き火名人の椎名さんならではですね。
プロフェッショナルの流儀を教えていただきました。たくましくて、かっこいいです。
こんな方こそが、いわゆるモムチャンといえるのではないでしょうか。形だけでなく、真の入った肉体をもった男性という意味で。

茂木先生。またまた、お忙しくなられるご様子。
焚き火にビールな瞬間を思い、乗り切ってくださいね。
ぜひ、一度ご一緒してみたいです。
お体大切にしてくださいまし。

投稿: renren | 2006/08/31 23:27:45

夏休みも終わりの日、多忙に多忙を重ねる茂木先生であるが、今回のエントリーに載せられた郡司さんの、この写真にはにやり。

郡司さんの、このPC打ちこみスタイル、実は似たようなことを私もやってます。まあ私の場合はPCじゃないけれど。

ひょこっ!としたお尻の出具合もセクシーな(?)好い感じです(笑)。

今話題のスピリチュアルカウンセラー・江原啓之さんとお目にかかったとのこと。

とても面白く、思い出せば落語家と話をしたような印象になっていたというが、実をいうと、個人的には江原さんという人はあまり好きではない。

しかし、茂木さんにとっては江原さんのお話は非常に興味をそそられるものだったのだろう。

未来の科学にはもしかして、スピリチュアルという分野も「科学」のカテゴリーの中に入るのだろうか?

椎名誠さんとのお話では、人生を焚き木にたとえるところが秀逸!さすがです。

人生も、よく燃える乾いた焚き木のような「ゲヒン!」なものではなく生木のように燃え尽きるのにえらい時間がかかるほうがいいってもんなんだなぁ。

茂木先生もお忙しい日々が続くので大変でしょうが、人生の炎を燃やす“焚き木”をドンドン確保なさって、まだまだ続く残暑を乗りきっていただきたいと思います。

投稿: 銀鏡反応 | 2006/08/31 18:41:31

今日、明日、あさって…ということは、
朝カルの金曜日は…

さて、椎名誠さんとのお話は、
どちらかで公開されるのでしょうか?

カヌーの野田さんでしたか…
あのあたりから記憶がありますが、今度は、チベットとは…!!

それから、岡ノ谷さんという方のお話もおもしろそうで
「もしも、鳥と話せたら…」や
「複雑な歌を歌うトリのお話」は
思わず、笑ってしまいました!!

別に深い意味は、あるようなないような…

私は、これから、週末のスクーリングのレポートが書けたら…
お出かけできるんですけれど…

投稿: TOMOはは | 2006/08/31 14:08:49

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