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2006/08/16

「その他」

 Eudoraの不具合はいろいろやったけれども、
よく原因がわからない。
 新しくインストールしても落ちるので、
ひょっとしたらOS側の不具合かとも
思うが、
 再インストールするだけのhard diskの
余裕がないし、
 手元によいutilityがないので、
修復を試みることもできない。

 仕方がないので、Mailで新しいメール
だけは拾って対応するという片肺飛行を
続ける。
 
 今日、utilityを手に入れたら、
そのCDから起動してさらに修復を
試みてみようと思う。

 ソフトウエェアの動作に影響を与える
パラメータが多すぎて、
 モグラ叩きには時間がかかる。
 ただでさえ忙しいのに、消耗するから、
適当に付き合っているに限る。

 すっきりしないけど、
コンピュータととの付き合いというのは
土台そんなものだと思う。

 すっきりしないことこそが、
生命活動の源泉になる。
そんなところが、人間との付き合いの感覚に
似てきている。

 もっとも、コンピュータ上の
人工生命は今のところ駆動力に欠けているんだけど。

 山梨はリゾナーレに行った。
 星野リゾートが経営している。

 場所柄、野菜がおいしく、
波のあるプールとともに堪能したが、
 何よりもうれしかったのは小淵沢が
私にとっての聖地、「日野春」に
近かったことである。

 日野春と言えば知っている人は知っている、
知らない人は知らない。
 国蝶オオムラサキの多産する雑木林が
ある。
 
 リゾナーレから車で20分の道を
2泊の滞在中3回往復した。

 子供の頃何回か通い、
最後に行ったのは中学一年生の
時だったと思うが、
 博士号をとってから
一度だけ歩いて、それが最後だったと記憶する。

 確かこんな風景があったはずだ、
と思って探しても、名残が重ならない。
 
 まだまだ林は残っているし、
近くの長坂町にはオオムラサキセンター
もあるから、
 現役の自然環境だと思うが、
 私の知っているかつての日野春とは
どこか調子が違う。

 いろいろなところにブルドーザーが入り、
土がむき出しになっている。
 オオムラサキの安全基地になっているのは、
釜無川に至る斜面で、
ここは開発できないから、当分は個体数は
安泰だと思うが、
 平地の側の雑木林は破壊し放題
だということに心が痛んだ。

 だからといって、土地所有者が
やりたいと言えば、
 やれるのが現代の社会なのだろう。

 自分が遊んでいた雑木林が
ある日ブルドーザーでさら地になるのは
子供の時から何回も経験してきて、
 その度に心が痛んで、
もうその感覚には慣れっこになっているから、
 いまさらどうというわけでもないが
 オオムラサキの里をうたっているんならば、
もう少しやりようがあるんじゃないかと思う。

 文明の果実を享受していて
言うのもなんだが、
 無軌道な自然破壊ほど考えはじめると
腹が立つことはなく、
 それが日野春でも進行していることに
悲しみを覚える。

 人口減少にも良いところが
あると思わざるを得ないが、
 人口が少々減っても
人間の開発欲はそう簡単には消えないだろう。

 結局は経済原理。
だとすれば、神の見えざる手を変えて
自然環境が残るようにするしかない。
 それと、nature educationか。
 自然に対する関心がない人が多すぎる。

 リゾナーレは、『プロフェッショナル 
仕事の流儀』の記念すべき第一回に
ご出演いただいた
星野佳路さんが経営されている。

 初日、NHKの河瀬大作
さん(極悪兄弟三男)と出くわした。
 河瀬さんも『プロフェッショナル』
つながりで来たなり。 

 気のせいか、河瀬さんはいつもより
焼けていたように思う。
 そして、笑い顔がさらにおおらかに
なっていたと感じた。

 日野春をうろうろした私も、
なんとか焼けになっているんじゃないか。
 笑い顔のほうは、どうかわからない。
一つ鏡ににかっと笑ってみましょう。

 終戦記念日に東京に帰り、
半蔵門のTOKYO FMに向かった。
 松任谷由実さん
のラジオ番組。

 コンサートツアーの最終日に
お誘いを受けていて、うかがうことが
できなかったのが。
 かえすがえすも残念。

 松任谷さんと「デート」
をテーマに話す・・・
 ということだったのだが、
 話題はぐねぐねうろうろし、
それが心から楽しかった。
 
 久しぶりにお目にかかる松任谷さんは
相変わらずチャーミングで、 
 ツアーを終えたばかりで
さぞお疲れだったと思うのだけれども、
 テンポよいその語りはまるで
それ自体が音楽のようであった。

 ユーミンの楽曲のクオリアの
秘密については、機会があったら
また話したいな。

 NHKへ。
 『プロフェッショナル 仕事の流儀』
の打ち合わせ。
 リゾナーレ土産の「黒玉」を持参した
ところ、
 住吉美紀さんが「おいしい、おいしい」
と3つも食べた。
 
 すみきちは私と違ってダイエットの
必要はないなり。
 
 その住吉さんのことで、面白い話を聞いた。
 今度、朝日カルチャーセンターで
私と住吉さん、それに佐藤可士和さんをゲストに
呼んで、
 「プロフェッショナル 番外編」
という講座をやるのであるが、
 その商業活動としての告知に、
住吉さんの名前が使えないということになり、
 「茂木健一郎、佐藤可士和 その他」
という形で告知されることになった。

 この「その他」がすみきちなんだけど、
朝日カルチャーセンターの歴史上、
 「その他」と記されたのは
井上陽水さんだけなのだそうだ。

 すみきちが、井上陽水と並んだ日!

 さてさて、今日からの通常業務の
日々、やることが山積、ほんとうに
破たんしそうな時間。
 
 コンピュータソフトの不具合は
歯に挟まったスルメのごとく気になるが、
そんなことをもろともせずに
 とにかくできることをやる、
前に進むしかないなり。

 John Lennonは、
Life is what happens while you make other plans.
と言いました。
 
 朝日カルチャーセンターも、人生も、
「その他」にこそ本質がある。

8月 16, 2006 at 09:04 午前 |

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» 北杜市オオムラサキセンター トラックバック kahy.info
G.W後半になってやってきました、北杜市。 何度もネタになっていますが、私の父... [続きを読む]

受信: 2007/05/07 9:52:31

» 井上 陽水 トラックバック 井上陽水FAN!
井上 陽水(いのうえ ようすい、1948年8月30日 - )は、日本のシンガーソングライター。 福岡県出身。本名は井上陽水と書いて「いのうえ あきみ」と読む。1970年代には吉田拓郎、かぐや姫 (フォークグループ) かぐや姫と並んでフォークソングあるいはニューミュージックの中心人物だった。その後も1984年のアルバム『9.5カラット』が売り上げ100万枚、 1999年のベストアルバム『GOLDEN BEST』は売り上げ200万枚を達成するなど、長いキャリアを通して高い人気を維持している。... [続きを読む]

受信: 2007/05/08 23:48:07

コメント

 オオムラサキの里から、車で20分のところに、すでに、
リゾナーレというリゾートが、できてしまっているんだよね?
 どんなに環境対策をしていると言ったって、私は
大型リゾート施設って苦手です。苦しくなっちゃう。

 「無軌道な…腹が立つ」のなら、なぜリゾートに行くの?

 あー…ごめんなさい…。茂木さんを責めたいわけじゃない
です…。ただ、私自身も、行くたびに少しずつ自然が破壊されて、
ひっそりと生きている小さな生き物たちが追いやられている
現実を目の当たりにしているから、ひさびさにアッタマ
きちゃったのね…。

 本当は、「ピピタン」という言葉を、初めて知ったときの
エピソードだとか、修行僧をセクシーだと、私も感じていた
ことについてだとか、牛乳を2秒で飲もうとしたら、鼻から出た
ことがあったから(私じゃないよ!)、水も早く飲むのはキケン
かも!?だとか、いろいろいろいろコメントしたかったのですが、
アッタマきて、飛んで行っちゃった…と言うよりも、だらだら
もたもたしていて、コメントのタイミングを逃したというのが
正直なところです。

 通常業務のためのエネルギーは充電されましたか?
少し日に焼けておおらかで可愛い、元気いっぱい健ちゃん
スマイルが見られることを楽しみにしているよぉ~!
(ロコも素でいける!?)

 茂木さんも、ダイエットは必要ないと思うよ?

投稿: | 2006/08/17 0:05:34

国蝶の生息地の付近でも、自然の破壊がすすんでしまっているんですか。。
「無軌道な自然破壊ほど考え始めると腹のたつことはない」
ほんとですね。

わたしの家の近所の山も切り崩されて、
フランスのリゾートの名を冠した大規模マンション郡が建てられてしまいました。
ほかの駅でも建設ラッシュで、日曜日にはたいてい入っている広告を見るたび、やりきれない気持になります。
少子化が進んでいるのに、住むところってそんなに必要なんでしょうか。。

人間の力ではとりかえしのつかないものだとわかっていても、
破壊してしまうのはどういう感覚なんでしょう。。
経済原理。。
万物の霊長とか言っていても、
けっきょく自分たちで生きづらくい環境をつくってしまってるんですよね。
最近の気候の変化を肌で感じていると、ほんとうにこわいです。
せめて自然の大切さを教える教育がすすむとよいのですが。。。

プロフェッショナル番外編の講座は、楽しそうですね。
すみきちさん、どうして名前を出せないんでしょう。
この前茂木さんの夢を見たのですが、そのはじまりがすみきちさんと電車に乗るところで、
それ以来親近感を感じるようになりました(笑)

投稿: | 2006/08/16 19:54:07

実はうちのPCも、使っているうちにデータが落ちて来たりする事がある。容量の多いサイトにアクセスすると、エラーメッセージが出て、すぐにストンと落ちる。一時、日本語入力も出来なくなり、この「日記」にローマ字入力で仕方なくコメントをしたこともある。

ハードディスクのCドライブの容量がいっぱいいっぱいになっていたのと、あと「ごみ箱」に捨てたデータが原因していたらしい。

一度「ごみ箱」に捨てた要らないデータを一括処理してごみ箱を空にしたら、少しはマシに動くようになった。

それにしても、PCのトラブルに関わっていると、二進も三進も行かない場合が多いから、やっぱり適当に付き合うしかないのだなぁ。

茂木先生の思い出の地にして国蝶・大紫の聖地近くの雑木林にも開発の手が入っていたなんて。

人間というのは、どれだけ開発の名のもとに、自然を破壊したら気が済むのか。しかし、こうしたことに対する茂木先生の怒りや悲しみも、開発の当事者には預かり知らないことなのに相違ない。

開発者はただ、経済理論の上だけに乗っかって、無軌道な破壊を繰り返すのだ。

無軌道な自然破壊は、時が経てば経つほど、ジワジワと、人類に計り知れない悪影響をもたらすものだ。

今日の日本人がある意味「おかしくなった」のは、開発と名のつく無軌道な自然破壊が一つの原因なのかもしれない。

自然を知らない子供達が増えて久しい。大人達自体がそもそも、自然を知らないので、教えることが出来ないのだ。

自然と人間は生命の法則のもとに繋がっている筈だ。
コレ以上の無軌道な破壊は戒めなくてはならない。

閑話休題。

ユーミンとのお話、とっても楽しそうだなぁ。

お題はなんと「デート」ですか!…好いなァ。

もしかしてラジオでの対談そのものがユーミンとの嬉しい“デート”だったりして…失礼しました(笑)。放送が楽しみです。

投稿: 銀鏡反応 | 2006/08/16 19:01:10

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