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2006/08/31

プロフェッショナル 仕事の流儀 野村陽一

プロフェッショナル 仕事の流儀 第24回

一瞬の美にすべてを懸ける

〜花火師・野村陽一〜

全国の花火大会で連戦連勝を続ける孤高の花火師、野村陽一、55歳。最も格式の高いといわれる秋田・大曲の花火競技会で2連覇、そして茨城・土浦の競技大会では4連覇を果たすなど、花火界は今まさに、「野村の時代」を迎えている。
野村の花火は圧倒的に美しい。正確な円形、鮮やかな色彩。光の一つ一つが一糸乱れず瞬いては消える。その影には、ミリ単位の精度で花火を作り上げていくという野村のすさまじいまでの執念がある。花火の光の1つ1つを構成する「星」と呼ばれる丸い火薬は、菜種などの「芯(しん)」に水に溶いた火薬を塗りつけて作る。1日に塗る火薬の厚さは0.5ミリ。それを半日かけて天日で完全に乾かす。これを何ヶ月間も、ただただ繰り返していく。それでも出来が気に入らなければ、一からやりなおす。地道な作業を、完ぺきにこなしてこそ、花火は人々の記憶に残るものとなる。その揺るぎない信念を野村は、20年間という長いどん底の中でつかみ取った。希代の花火師、野村陽一の一夏に密着し、職人魂の深奥に迫る。

NHK総合
2006年8月31日(木)22:00〜22:44

http://www.nhk.or.jp/professional/

8月 31, 2006 at 07:59 午前 |

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受信: 2006/09/02 9:51:43

コメント

一回目に見たとき、
ゆっくりと「星を育てる」というフレーズが気になりました。

ラストに向けて、「五重芯」に焦点がいくにつれて
また、花火そのものの存在に圧倒されて

そのことは、意識の外に潜んでいたようです…

けれど、2回目に見たとき

私の何かに強く響いたのは、
その星をいとおしむように、語る野村さんの視線とコトバでした。

映像にしろ、きっと他の作品にしても
制作者の持つもの、受け手の持つもの…

その間にあるかもしれない、目に見えないもの…

って、一体なんなのでしょうね…

投稿: TOMOはは | 2006/09/02 7:09:53

NHKプロフェッショナルを見ました。

「完全な美」は、感情が出てしまう。

その花火を、目にした時、一瞬で「美」を判断し、
「うおぉッ!」と、言っていた。

その微妙な「高み」のラインを超えるのは
「迷い無き心」だけなのか?

いいねぇ〜〜。ステキ。。。

投稿: カワベくん | 2006/09/02 1:04:04

花火、美しかったです!

花火師、屈折19年って、すごいですね!!
まるで、土の中から生まれた茎のように、瞬時に大輪の花が開いたような・・。夜空に投げた電光の網のようでもありました。
月下美人とか・・(どれくらいで咲くか知りませんが)
そんな感じがします。

なんだか、野村陽一さんは、ひたむきで、職人肌で、素直さとか純粋さが必要だ、とおっしゃっていましたが、やはり美しい芸術を生み出すには、そのようなものがないと、感動させるものは生まれないのかもしれないですね。

茂木先生のキラキラした、眼差しが印象的でした。最近はすっかり司会のインタビューが自然で上手くなられたなぁ。
私は、その時の茂木先生に会えるのをいつも楽しみにしています。
数日、滅入っていましたが、な~んか、花火が観たくなってしまったです。浴衣でも着て、今夜は茂木先生と,どこかの河原で花火を観ている夢でも見ましょう!  おやすみなさい。

投稿: tachimoto | 2006/08/31 23:51:26

夜空に美しく丸く打ちあがる花火。たった5秒の光のセレモニー。
そのために花火師は一年もの長い時間をかけるのだ。

観るものに深い感動と強い印象をもたらすほど、美しいものをつくりあげるには、高い技術以上に研ぎ澄まされた“心”が必要なのだな…。これは、花火だけに限らず、全ての芸術的なものに通ずることだ…。

「星」の仕込みから打ち上げまで、気の遠くなるほどの地道な作業の積み重ねが、脳裏に強い印象を残す光の芸術を生み出す。

いま花火界で絶賛されているこの人の、今まで打ち上げてきた花火の中で、しかし、気に入ったものはたった一発しかないという…。

また、野村さんの、常にさらなる高みを目指し、さらにいいものをつくろうと精進する姿勢は、どんなエリートよりも美しい。

なっとくのいるものが出来るまで、研究に研究を重ねて二十年。その間、家族との交わりも、酒もマージャンも、何もかも捨てて花火一筋に打ちこんだ壮絶至極な努力ありてこそ、今日のこの人の栄光があるとみている。

投稿: 銀鏡反応 | 2006/08/31 22:54:00

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