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2006/06/01

チェゴ!

 朝一番で、研究所でブレスト。

 "Conscious 1"ということで、意識問題に
しぼって議論しようという趣旨。

 第一回はThe binding problemにした。
part binding, property binding,
synchronization, convergence zone,
etc.などの話から始める。

 柳川透の発想は、常にcognitiveな方向に
向かう。マルチモーダルとか、感情などの
internalな情報とのbindingとか。

 ネットワークサイエンスと
binding problemの間の関係を
探ると、新しい展開があるんじゃないか。
 Singerらの言うsynchronizationでは、
part bindingは説明できても、property bindingは
説明できない。

 いかにnetworkの性質として
property bindingを説明するか?
 やはりquantum mechanicalまで行かなくては
ならないのか?

 続いて、小俣圭の投稿論文に
ついてみんなで話す。

 小俣は、かなり根性を入れて英文を
書いてきた。
 しかし、書き込み過ぎて、学位論文
っぽくなっている。

 今回の論文で主張するべき最も
重要なポイントは何か?
 そこに至る文脈付けに必要十分な
イントロダクションは何か?

 そんなこんなをやっているうちに
お昼になって、みんなで食事に出かけた。

 須藤珠水といろいろアルバイト
関係の話をする。
 
 大久保ふみのTシャツの文字がよく読めない。
二重になってblurrがかかっているのだ。

 箆伊智充は、いつの間にか「茂木研の
高倉健」ということになっているようだ。
 肩とイカラセて歩くといいかもしれない。

 小俣とコンビニに行き、いろいろと
お菓子関係を買いながら話す。
 チョコクッキーを手に取ろうとしたら、
小俣が「こっち!」と言って
 抹茶クッキーにした。
 小俣圭における抹茶>チョコの法則
の真実とは何か?

 恩蔵絢子の実験条件の
詰めをし、
 柳川透といろいろ話す。

 すると、野澤真一、石川哲朗、大久保ふみ
の三人がソファのところで何やら
話し込んでいるのが聞こえてきた。

 「そこで、表情の違いがわからないんじゃ、
意味がないじゃん!」
 「でも、隠した方がコントロールしやすいん
じゃないかなあ」 
 うんぬんかんぬん。

 大久保さんではなく、野澤と石川が
主に喋っている。
 野澤は声が大きい!

 野澤は、入ってそうそう、
ゼミの運営の仕方などについて
先輩たちにスルドイ意見を
申し述べているらしい。
 ノザワくんの
 「青年の主張」が、立派な研究に着地できることを
願ってやまない!

 共同通信の取材。
 辻村達哉さん、川瀬美加さん。
ジュニア・デザイナーズ・アワード 
 について。

 「そもそもクオリアとは何なのでしょうか?」
 「科学的にアプローチが難しかったのは
なぜなのでしょうか」
 などと、辻村さんが突っ込んでくるので
私も答えるが、どんどん非局所性とか
メタ認知とか泥沼化する方向に行きそうなので、
あわてて軌道修正する。

 General meetingが始まり、
所眞理雄さんとか、北野宏明さんとか、
暦本純一さんとかいろいろな人々が
さっきまで学生たちとブレストをやっていた
スペースに集まってきた。

 九州大学の金イギョンさんが見学に来る。
 私が取材やGeneral Meetingで
オキュパイされている間は、
学生たちが金さんと話していたようだった。

 五反田の「私たちの世界遺産」、
「あさり」へ。

 ビールを飲みながら金さんと話す、
というか、正確にいうと、時々
「で、金さんは脳ではどんなことに興味がありますか」
などと聞きながら、
 基本的に学生たちが金さんと
話しているのを横から聞いている。

 関根崇泰とか田谷文彦が主に喋って
くれた。

 関根に、「金さんは日本に来て4年しか
経っていないのに、こんなに日本語がうまい。
それにひきかえ自分の英語力をどう思うのか!」
と聞くと、
 「うーん」とうなって、突然
ラーメンの話をはじめた。
 魚介類の出汁は、基本的に東京
だけというのは本当なのか!

 研究所近くに、時々行く韓国料理屋
で「チェゴ屋」というのがある。
 これはどういう意味ですか、と
金さんに聞くと、きっぱり
 「最高です!」
と言った。
 「うん?」
 「チェゴは、最高という意味なのです。
最高と書いてチェゴと読むのです。」

 そうだったのか。いつも
食べているカルビ、クッパ、ビビンパ
の味を思い出し、「そうか、あれは最高(チェゴ)
だったのだ」と私と柳川は激しくうなづき合ったの
だった。

 野澤真一はどこかで課題を済ませてから
くると言って遅れてきた。
 
 チェゴ屋の意味を説明すると、
「そうか、だから、チェゴ! とか言っている
んだ」
と野澤。

 野澤は、さりげなく韓流ドラマなど
を見ているらしいのである。

 野澤真一の「青年の主張」があさりに
こだました。

 私は仕事がいろいろあったので、
青年たちの談論風発を背に、ひとり
夜の街へと消えていったのだった。

6月 1, 2006 at 08:06 午前 |

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コメント

おはようございます!

”あさり”って、何処だろうと探していたら、茂木さんのクオリア日記も出てきたので読んでみました。

今度、お世話になった先輩方と一緒に行ってみたいと思っている候補地です。

昨日も今日も明日もチェゴヤ!!!☆ 祈ってます。

ご両親のいいご旅行のお話、心が温かくなります。

茂木さんのマスクはどのように仕上がるのでしょうね、
楽しみですね。

投稿: 光嶋夏輝 | 2009/05/30 1:28:48

>魚介類の出汁は、基本的に東京
>だけというのは本当なのか!

茂木さん、この文章だと、僕がそう発言したように思われてしまうので、修正を要求しますです。

尾道らーめんなども魚介系の出汁が使われています。

あー、ささきさんからのコメントついちゃってるー(涙)

投稿: 関根 | 2006/06/02 18:07:50

こんにちは。
金です。
この前はありがとうございました。

ここにコメントとか残したら先生ご覧になりますでしょうか?もし先生が忙しくても研究室の方とかはご覧になるとか…?
みなさんにお礼が言いたくて。
みなさんへのお礼は先生にもメールで言っておきましたが、また直接にもお伝えしたくてもみなさんの連絡先知らなくて。この前は楽しかったです。また東京に寄ったら遊んでください→(≧_≦)この前はありがとうございました。

実は昨日空港に向かう中、ゴトンと響く電車内でケータイながらここの日記、拝見させていただいたんですが、ケータイではなんだかコメントが残せず…。

あ、ちなみにですが、そこの店、「チェゴ屋」なのか「チェゴヤ」なのか自分はよく覚えておりませんが、もし後者ならば、「最高だね!」「最高だよ」みたいな、タメ語の平叙文での、日本語でいうと「~だ(である)」のようなものなんですよねぇ。あくまでも会話で主に使われる形なんですが。
もし店のほうで、「言葉の綾」みたいな感じで両方の意味を同時に狙って創ったものならば、すごいですね。関心関心。

ではみなさんにまたお会いできることを楽しみにしつつ。

投稿: 金イギョン | 2006/06/02 12:55:50

こんにちは。
金です。
この前はありがとうございました。

ここにコメントとか残したら先生ご覧になりますでしょうか?もし先生が忙しくても研究室の方とかはご覧になるとか…?
みなさんにお礼が言いたくて。
みなさんへのお礼は先生にもメールで言っておきましたが、また直接にもお伝えしたくてもみなさんの連絡先知らなくて。この前は楽しかったです。また東京に寄ったら遊んでください→(≧_≦)この前はありがとうございました。

実は昨日空港に向かう中、ゴトンと響く電車内でケータイながらここの日記、拝見させていただいたんですが、ケータイではなんだかコメントが残せず…。

あ、ちなみにですが、そこの店、「チェゴ屋」なのか「チェゴヤ」なのか自分はよく覚えておりませんが、もし後者ならば、「最高だね!」「最高だよ」みたいな、タメ語の平叙文での、日本語でいうと「~だ(である)」のようなものなんですよねぇ。あくまでも会話で主に使われる形なんですが。
もし店のほうで、「言葉の綾」みたいな感じで両方の意味を同時に狙って創ったものならば、すごいですね。関心関心。

ではみなさんにまたお会いできることを楽しみにしつつ。

投稿: 金イギョン | 2006/06/02 12:54:41

こんにちは。
金です。
ここに書き込みを残しておいたら先生ご覧になりますでしょうか?

でも先生がもし忙しくても研究室の方とかはご覧になるとか…?

実は昨日空港に向かう中、ゴトンと響く電車内でケータイながらここの日記、拝見させていただいたんですが、どうしてもケータイからはコメントが残せず…。

とりあえず様々と光栄です。(笑)

あ、ちなみに「チェゴ屋」なのか「チェゴヤ」なのか、自分はよく覚えておりませんが、もし後者の場合ならば、「最高だね!」「最高だよ」みたいな、タメ語での平叙文の、日本語でいうと「~だ(~である)」の会話形ですね。
もしかしたら両方を同時に狙った店の戦略かも知れませんね。だったらすごいなぁ。

てゆーか、先生にもメールで話しておきましたが、みなさんにお礼が言いたくて。この前は楽しかったです。また東京に寄ったら遊んでください(笑)。この前は本当にいろいろとありがとうございました。→(≧_≦)

投稿: 金イギョン | 2006/06/02 12:43:48

関西で、魚貝を出汁ベースのラーメンはあまりないと思います。
私や、生まれも育ちも、親類みな大阪人の夫も『知らぬ、食べた記憶ない。』といっています。

以前、東京で醤油ラーメン食べたとき、
『濃いー濃いーうどん』を食べたような感覚だった。
せっかくラーメン食べたかったのに、なんだ?と思った。

投稿: 平太 | 2006/06/02 9:09:44

チェゴ屋にあさり…五反田に世界遺産があったなんて。

偶然ですが、
わたしも去年の九月まで東五反田の三丁目で働いていたんですよ。
近くで茂木先生がお仕事されていたとは露もしらず…。
研究所の場所を知ったときは驚きました。

品川から通い、お昼も作って食べる職場だったので、五反田へ歩くのはときおりでしたが、裏道をソニー通りへ抜けていたので、もしかしたら茂木先生ともすれ違ったりしたかもしれませんね。

チェゴ!屋さんおいしそう。
わたしが教わったのはオイスターバーとハンバーガーのお店や、食べたのは駅前の中華くらいです。
もっと早くに気付けば通えたのにな。

こんな書き込みですみません。
前半のお話はわたしにはむつかしくて…関根さんの急にラーメンでふきだしました。
ついていけたら、すごく楽しそうですよね

投稿: M | 2006/06/02 0:25:34

チェゴ=最高!…そうなのか。あの韓国料理屋は「最高屋」という意味の屋号だったのだな。

それにしても茂木研究室の皆様は、本当に活発に意識やその他のいろいろな問題に取り組んでいるなァ。真剣さの中に何故か楽しさが伝わってくる。

よく御殿山~五反田あたりを散策することがあるが、その、チェゴ屋のそばをよく通ることがある。通り沿いには、「でり坊食堂」や「ジョナサン」など食べ物屋がノキを連ねている。

チェゴ屋で食べるクッパ、ビビンバ、カルビはさだめし“最高”の味に違いない!

またもとりとめのないコメントで申し訳ありません。

投稿: 銀鏡反応 | 2006/06/01 18:56:32

関根君、旭川ラーメンもアジ干などの魚貝系スープと豚骨スープとのダブルスープです。

投稿: 沙沙貴 | 2006/06/01 11:04:24

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