ヤケなエネルギーをぐっと出せば
原宿駅からNHKへの道を歩きながら、
虚数というものは良いものだなあ、
と思った。
留数定理が大好きだ。
手にお弁当をもった中学生の一団が
通り過ぎた。
修学旅行かなにかで、これから代々木公園で
弁当を食べるのだろう。
しかし、認知科学でnon-trivialな形で
複素解析が使えるとしたら、それは
何なのだろう、と考える。
どうも複素数の世界はキレイすぎるようだ。
そこに弁当を持った中学生の一団を
住まわせることはとても難しい
(ようにも見える)。
『プロフェッショナル 仕事の流儀』
の収録は、
清水商業の大瀧雅良さん。
初めての、涙のスタジオとなった。
自らの限界に挑戦していく者たちは
美しい。
それを見守る指導者の目に涙が
浮かぶのも自然の摂理だろう。
涙の中には、思いも掛けぬほど大きな
世界が映し出されている。
「虚数」も「弁当を持った
中学生」も「高校サッカー」もみなその中の
住人であり、
ただ我々は日常の中でそれに気付かず通り過ぎる。
それにしても仕事! 仕事! 仕事!
こうなったらヤケになってだーっと
走るしかない。
誰でも、自分が中高生の時のことを
覚えているはずだ。
あの頃のヤケなエネルギーをぐっと
出せば、人生ダイジョウブ!
『愛の流刑地』は読み終わったので、
これでオマタやセキネにからかわれずに済む。
5月 26, 2006 at 08:04 午前 | Permalink
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コメント
中高生の中から発散される若いエネルギー!
その名残りは、壮年期を迎えて充実した人生を送る一人の男の五体にヤケなエネルギーとしてみなぎっている。
それをロケットスタート用の起爆剤として、脳科学者は仕事に今日もまい進するのであった。
そうだ、ヤケなエネルギーは、一日のロケットスタートの為のものなのだ!
それにしても茂木先生、毎日本当にお疲れ様です…。
グタグタに疲れられたら、くれぐれも無茶を為さらぬよう…。
投稿: 銀鏡反応 | 2006/05/26 18:24:39
あいるけ・・・大疲れ様でした。
あいるけ 背表紙にして読む茂木さんで安心。
こんなコメントですいません。
投稿: いちご | 2006/05/26 9:21:35
中高生がもつ溢れんばかりのエネルギー。
それは第二成長期がもたらす大量のテストロゲン(男性ホルモン)の影響。
あれ?女子もやっぱりエネルギーに満ちているのかしら?
エストロゲン(女性ホルモン)はむしろ抑制的にはたらくのだけど。
生理がはじまる女子の精神はとても不安定になる。
背の低い僕は反抗期らしい反抗期もなく、高校生の僕はむしろエネルギー不足で、僕には第二成長期がなかったのではないかと思う。
もしかすると、第二成長期はこれからはじまるのかもしれない。。
投稿: 54notall | 2006/05/26 8:44:05