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2006/05/27

ドライな実験系

 朝一番で、朝日新聞の取材をお受けする。
 朝日新聞でアート・ディレクターをされている
飯田雅裕さん
 コピーライターの田中美絵さん
 株式会社「案」の細田有二さん

 日曜版求人欄に掲載される「仕事術」
のコーナー。

 同志社大学の加藤未希さんが研究室見学。

 何人かで連れ立って、食堂に行く。

 研究内容についてのディスカッション。
 大久保ふみさんの実験デザインについて。

 恩蔵絢子さんがいろいろアイデアを出す。

 jealousyの基本は属人的な資源の分布だが、
あからさまに人に属する形にすると、
その個々人のpersonal traitsを
影響を与え、コントロールが難しくなる。

 最後通牒ゲームのようなドライな実験系の
方がむしろやりやすいか。

 続いて、星野英一くん、箆伊智充くんの
研究内容について議論する。

 星野君の場合、spatial cognitionの
anchorとしてのobject representation
の視点依存性をどう扱うか?

 ヘライは、被験者にどのような質問を
するかが鍵。
 特に、simultaneousである時の
forced choiceの設計が問題であろう。

 田辺史子さんはその間、
机に向かってナニヤラやっている。

 所長の所眞理雄さんとのミーティング。

 General meeting。いろいろと議論。

 「宴会部長」に指名した
関根崇泰が加藤さんをちゃんとおもてなし
しているかどうか、「あさり」
に一瞬立ち寄りチェックする。

 田谷文彦とビールをジョッキに半分ずつ飲んで、
銀座へ。

 セガから6月に出る
「脳に快感 アハ!体験」
の打ち上げの会である。

 移動しながら、田谷と喋る。
 「星野からメールが来ましてね」
 「うん」
 「茂木さんがいつも言う、お前はempirical
scienceというのが何かわかっていない、
というコメントの意味がわからないって」 
 「そうか。なかなか難しいものだのう」

 経験科学とは、つまり、
世界の体験にむかって感性を開く
ことではないか。

 「私は仮説を作らない」
(Hypotheses Non Fingo)
はアイザック・ニュートンの言葉。

 打ち上げ会場に到着。

 セガの宮崎浩幸さんや近藤梨絵さんから、
いろいろ面白い経過をうかがった。

 テレビをみた人が
「画面の一部が変わるんだけど、
どこなのかわからないんですよ。スゴイですよ」
と興奮したメールが来て、なんの
こっちゃいな、と思っていたら、
とにかくビデオを見てくださいと
言われて実際に見て、
 これはすぐに立ち上げろ!
ということになったのですよ。

 その日のうちに、全く
別のところからも、これは行ける!
と来て、
 同時に複数のルートから来るから、
これは何なのだと思いました。。。

 fingers crossed.

 青土社の今岡雅依子さんから、
『食のクオリア』
の見本をいただく。

 うるわしい装丁に仕上がった。

5月 27, 2006 at 10:49 午前 |

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コメント

 昨夜、コメントを送信して、コンピュータから1時間ほど
離れて戻ってきたら、コメントが公開されていました。
「あぁ、茂木さん、こんなに遅い時間までお仕事されている
のかな…」と、私が、ため息をついてしまった。忙しいのは
茂木さんなのにね。
 それと同時に「遠くの人がここにいる感じ」がして、すごく
不思議だった。ネットやっていて、そういう感じがしたのは、
私ははじめてだったから。

 まだ知らない感覚って本当にたくさんあって、できたら全部
知りたいくいしんぼうは、なんとなく元気になった。
 小さなきっかけでふっと変化する感覚も本当に不思議。

 研究に期待しています。心のなぞが解明されましたよ
って発表する茂木さんを見たい!
 そのためには、私も元気でいないといけませんね。
 第一私、茂木健一郎のクオリアをまだ実体験していないの
だった!


 更新の時間を見て、ゆっくり眠られたのかなと思いました。

投稿: 龍神 | 2006/05/28 1:13:31

『食のクオリア』はenマガジンで毎回拝読させていただいただけに書籍化は嬉しい限りです。書店やアマゾンに出るのが今から楽しみです。

ところで、茂木先生の研究チームは、本当にいろいろと(我等科学素人から見れば)難しい研究にチャレンジされていますね…。このチームの研究成果が、脳の中にもっと秘められた「謎」を解くカギとなることを願いたい。

意識及びクオリアの「謎」すら、まだ解明の途中である。しかし、全ての世界の「謎」は何時か明らかにされるためにあるものだ。ただ、それらの「謎」は解明されるのにまだまだ大変な時間がかかるし、それらの全容が解明されるころには、茂木先生も、私達も、命の終わりが来て、この世からきれいさっぱり消えてしまっているかもしれない。

しかし、茂木先生や研究チームの皆様にはお命の続く限り、是非!意識、クオリア、その他の脳の秘めた「謎」の解明に挑まれることを望んでいます。

今日も雨がしとしと降っている。皆様、体調には十分ご留意を。

投稿: 銀鏡反応 | 2006/05/27 16:24:40

「最後通牒ゲーム」ですか・・・?

経済は、私にはやはりよくわからない分野です。

(夫は、たぶんもっと実務畑にいると思うので
なおさら、聞いてもわからないでしょうし・・・)
理論と実際の間のギャップは、あるのでしょうか?

ほんとうに、きりがないですね・・・

やっぱり、お得意な方にその方面はお任せして
その中から、ピンとくるものを探すとしましょう。

茂木先生も、いろいろな方から
オモシロイ情報が入ってくるんですね!!

投稿: TOMOはは | 2006/05/27 16:13:26

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