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2006/05/21

心脳問題を考えることのボーナス

ワッツ・ニッポンを終えて、
東京駅に来た時、
また新幹線の中でお弁当を食べるのは
イヤだな、と思った。

八重洲地下街でラーメンを探して
見つけた「くじら屋」
薄口醤油がおいしかった。

仕事をしているうちにいつの間にか眠る。
気付いたのは関ヶ原あたり。
曇っていた。東京も、到着した
京都も晴れていたのだが。

橋本麻里さん、和楽の渡辺倫明さんと
改札口。

京都ホテルにチェックイン、それから
寺町の骨董品屋界隈を歩く。

白洲信哉は自分の猪口を持ち歩いて
飲むが、
あのマネをしてみようと佃さんで
古伊万里の
白磁を買い求める。

橋本さんはインタビューの仕事があり、
渡辺さんと信哉行きつけという
「らく山」へ。

古伊万里を手にした感じが、
夏の宵闇のようにうすくてひんやりとしている。
紙袋に包んで、掌の中で持ち歩いて良かった。

見知らぬ街を歩いている時の、
周囲がぐわんと意識の中で感じられている
雰囲気が好きだ。

心脳問題を考えることのボーナスは、
人生の味わいについてより自覚的な
メタ認知が立ち上がることか。

橋本さんは結局インタビューが長引いて
姿を見せなかった。

渡辺さん、佃さんと三人で飲んだ
寺町のバーは良かったが、
名前も場所も判然としない。

5月 21, 2006 at 08:19 午前 |

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東京近郊の夜景を集めたサイトです。また、東京の美味しかったラーメンも紹介しています。ラーメン二郎の目黒店は行列が出来ることでも有名です。 [続きを読む]

受信: 2006/05/29 18:47:25

コメント

改めてここにてコメントさせていただきます。

京都の奥深い旅…学校の修学旅行ではけして味わえない体験やロマンを一度は味わいたいものです…。

京都にはいろいろな美しいものが沢山詰まっている…。

我も訪れるチャンスが若しあったなら、是非、等柏、若冲、応挙や鳥獣戯画絵巻など、すばらしい文化遺産に触れて見たいものだ。

投稿: 銀鏡反応 | 2006/05/22 18:19:54

信哉さんご自身も、祖母である正子さんの思い出に関した本など、いくつか書かれていらっしゃるようです。
私もまだよんだことはないのですが…信哉さんのような身近な方から見た白洲正子さん、どう映っていたのか、とても興味深いです

投稿: M | 2006/05/22 18:16:05

「白州さん」と伺って、私は、小林秀雄さんのつながりではなく

以前から気になっている「白州正子」さんのことを思い出しました。

(同姓というだけで、ご関係があるのかも存じませんけれど・・・)

「知るを楽しむ」という番組で
女性の能楽師でいらしたこと、その潔い生き方を知りました。

同じ番組で柳田國男さんも取り上げられていて
あらためて、奥の深い方だったように感じました。

今度読んでみようと思っています。

「京都」といえば、手塚治さんと
先日お話を伺った「あの方」を想い出します・・・

またお話を伺いたいですね・・・

投稿: TOMOはは | 2006/05/22 6:26:41

白洲さんと聞いて、記憶が少しよみがえりました。

なかなか思い出せずにいた、男性に手料理をふるまわれる茂木さんらしき人がぼんやりと写っていた雑誌。
あの男性は白洲信哉さんでした!
と思います。
どなたかのお孫さんで、なにより雰囲気がよく、料理がとてもおいしそうだったのでとくに注目した記憶がありました。
写っていたのは、やっぱり茂木さんだったんでしょうか。
タイトルはまだ出てきませんが…これでようやくたどることができそうです。

こういう形で記憶が引き出されると、情けない脳が働いてくれた気がして、ちょっと嬉しいものですね。

しかし、お気に入りのお猪口を持ち歩くなんて、いかにも格好いいです。
雑誌の白洲さんのお顔はぼんやりとしか思い出せませんが、小顔なところがおじいさまに似てらっしゃったような…記憶があります。

ひんやりした宵に、茂木さんが伊万里の猪口を片手に町をぶらつくお姿がうかんで、楽しくなりました。
東京、京都、ほんとうにお忙しいですね。ワッツでは少しお疲れのようにもお見受けしました。
お体に気を付けて、今後も楽しいお話を聞かせてください

投稿: M | 2006/05/21 22:44:21

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