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2006/03/29

人間速聴トレーニングマシン

脳とインターネットに関するブレスト。

 1時間30分しゃべり、その前後も
いろいろ議論。

 キドさんは黒い服を着ていた。

 Web 2.0からHuman 2.0へ。

 最近ずっと考えていることは、物理的
空間から意味空間への写像の問題だが、
 その写像が、どのような物理的基盤を
介してできあがるか?

 スモール・ワールド・ネットワーク
はrandomとregularが入り交じっているが、
本当はその定義自体底が抜けている。
 computationに距離空間は
関係ないはず。
 純粋にお互いのconnectivityだけしか
関与しないとすると、
 「ゼロ」からどうやってrandomと
regularをbootstrapできるのか?

 NHK『プロフェッショナル』の収録は、
年度末で二週おやすみだった。
 そして、再開。

 久しぶりにNHK放送センター10階の
「社会情報番組」の部屋に顔を出すと、
 夏休みの登校日で、
しばらく会っていなかった仲間と顔を合わせた気分になった。

 打ち合わせをしながら、にやにや笑ってしまう。
 なんだか、ぽかぽか照れくさい。

 VTRが山のように積まれた部屋で
の打ち合わせも、思えば変遷があった。

 最初は、「お客さん」っぽく、
「ばっちり収録が決まった時はにっこりまんまる」
の山口さんがコーヒーを持って来て
下さったのだが、
 最近は私もどこでコーヒーを売っているのかが
判ったから、100円玉を握りしめ
 カフェラテを買うようになった。

 コーヒー独立を勝ち取った後で、
 紙コップに入った褐色の液体をすすりながら
ふと見上げると、
何やら立派なスターバックスっぽい
カップ(上にプラスティックの蓋がついて、
穴があいているやつ!)に入ったコーヒー
を余裕の表情で飲んでいる住吉アナウンサーの
姿があるのだった。

 あのスタバっぽいコーヒーは一体
どこで買ってくるのだろう!
 うらやましくて仕方がないのだが、
 入手ルートは未だに解明されていない!

 竹田茂さんの「携帯大学」勉強会が
「脳」整理法を取り上げてくださるということで、
増田健史といっしょに出かける。

 新東京ビルの前から電話すると、
たけちゃんまんセブンは、まだ筑摩書房に
いると言う。
 「あれ、何でまだそこにいるんですかあ!」
 「茂木さん、NHK出る時に電話くれると
言っていたじゃないですかあ!」
 「あっ、そうか、悪い、忘れていた」

 セブン、やや遅れで無事到着。
 東京工業大学/理化学研究所の原正彦さんや、
 早稲田大学の福澤一吉さん、
 産総研の増井俊之さん
との議論が面白かった。

 特に原さんとの議論は、大盛り上がり。
 computationの熱力学的基礎について。
 ぼくは、全てのものはFAPP(for all practical
purposes)computableだと考えているが、
 原さんはcomputableなdomainの外に
生体系の計算はあると考えていられるようだ。
 
 熱力学の第二法則回りのトピックは、
私の大いなる「萌えポイント」であり、
 早口がより早口になってべらべらしゃべりまくる。
 Landauer, Benett, Maxwell's demon.

 飲み会に行く時、電通の佐々木厚さんが
ぽつりと言った。
 「この前の茂木さんのトークですけどねえ」
 「はあ」
 「とても面白かったんだけど、早口すぎて
よく聞き取れなかったから、講演のレジュメを
くれという人がいたんですよ」
 「はあ」
 「私は、もう慣れてしまったんで、早口
じゃないと、物足りないし、あれ、茂木さん
今日は調子悪いのかな、と思ったりするんですよ」 
 「はあ」
 「今日は早口全開、大いに結構でした!」

 人間速聴トレーニングマシンは、ううむと
うなりながら、地鶏がうまそうな
居酒屋へと入っていったのだった。

3月 29, 2006 at 08:42 午前 |

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コメント

夜中 コメントを書いて何回も送信トライしたのですが
うまく出来ませんでした。

茂木先生は少年のような部分と
仙人みたいな部分が
交錯している感じで

お声や表情もそんなふうに感じます。

多くの方から注目される茂木先生のような方々は
影響力が大きいから いろいろと投影されてしまって
重いのでしょうね。。。

投稿: ROSE | 2006/03/30 9:40:05

 ときどき、「茂木さん、あったまいいんだろうなあ…。」と、
ほおづえついて、漠然と考えるのですよ。
 「この人、私の知らない、想像もつかないくらいすごいこと
知っていたり、考えたりしているんだあ…。」って。

 そうすると、ポーンって茂木さんが、遠くに飛んで行ってしまう気がするんだけど…

 「悪い、忘れていた。」

 …ふうん、茂木さんも、けっこうボケボケなんだあ。
 となると、突然、そのへんにいる気もしてくるわけで。


 100円玉を握りしめてカフェラテを買う大人の男の茂木さんと、
100円玉を握りしめて駄菓子屋さんに行く小さな男の子の茂木さんが
「うらやましくて仕方がない」ってところで、ぼわんと出てきてかさなったり…。

 私のパターン。ギャップに弱い…。くやしいぜ…。


 ごはんはきちんと食べましたか?フリスクは買えましたか?
 そのコーヒーがどこで買えるのか聞けない理由があるのかな?

 少しはくやしさがやわらいだ…いいえ、まいりました!

投稿: 龍神 | 2006/03/30 2:57:13

私も、お話したいことがあふれてくると
カナリの早口になってしまうらしいです。

最近は自分でも、少しずつ意識できるようになったかもしれません・・・

数回ですが、ヴォイストレーニングに行った成果なのか
深呼吸のおかげか

子どもに何かを伝えようとするときの
(言い換えると叱るときや、注意するときも)
声が変わったらしいことに自分で気づきました。

説得力のある話し方、
言いたいことのストレートに伝わる声の調子などは

どんな脳の働きから、生み出されるのかしら?

と、またまた疑問が湧いてきましたが

自分のブログで、長々と書いてしまったので
何だかとても疲れてしまい、考えるのをやめてもう寝ます。

では皆様、おやすみなさいませ・・・

投稿: TOMOはは | 2006/03/29 23:37:49

茂木先生が早口なのは最早トレードマークのようなもので、そうでない時は、何かからだの具合が悪いのじゃないか?と佐々木さんじゃないが心配になってしまうだろう。過去数回、茂木先生の講演を聴いてきたためか、それはなんとなくわかるようになった。

茂木先生の声調は響きがよい。同じ早口でもお笑いのそれとはやはり違う。甲高くもなくどんより低くもなく、軽快で輪郭があり、それでいて温かみのある響きだ。自分はそういう声調の人が好きだ。


東京はもう桜が満開宣言をしてしまったようですね。先生のところのお花見も、ピークが過ぎてしまいそうですね…。

毎日毎日、同じ事の繰り返しだけれども、こうしている間に、世界は、宇宙は、大きく変わってゆき、また大きく転回している。

茂木先生は、少なくとも自分にとっては、「雲の上の人」というよりは、ちょっとした兄貴分のように思える。

兄貴分の先生、忙しい毎日を送られているが、何卒無茶・無理を為さることが無きよう、ご自愛の程を。

それと、朝食はキチンと召し上がるほうがよいと思います。チョコやフリスクだけじゃ、もたないですよ。

投稿: 銀鏡反応 | 2006/03/29 17:36:48

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