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2006/03/27

猛勉強とプリン

ここのところ、
講談社現代新書をお送りいただいているが、
(編集部の方々、ありがとうございます!)
今は、川合光さんの『はじめての<超ひも理論>』
を読んでいる。

Theory of everythingには、主観性の問題が
入らなければならないと
思っているから、超ひも理論がそのまま
TOEになるという立場ではないけれども、
やはり、とても面白い。

私の本からの引用が入試に使われることが
あるけれども、今年は京都大学の
文系にも出た。「曖昧さの芸術」で、
これは、筑摩書房のPR誌
「ちくま」に連載中の、
「思考の補助線」第二回
「曖昧さの芸術」からの引用である。

http://www.chikumashobo.co.jp/w_chikuma.html 

 入試は遠い昔のことになってしまったが、
最近つらつら考えるに、
 一生勉強、しかも猛勉強である。

 入試は「出題範囲」が決まっていたが、
人生の勉強は出題範囲はない。
 私で言えば、意識の問題はどうやら
「知の総合格闘技」らしいとしばらく前から
気付いていて、
 ダーウィンが『種の起源』で行った
ように、
 様々な事象をトータルにsynthesisしないと
面白いことは言えないのではないかと思う。

 生体高分子の量子力学にフォーカスしている
だけでは、全体像が見えてこないのだ。

 一方で超ひも理論を学び、一方で文学作品の
クオリアについて考える。
 普通は「関係ない」と思われているものが
関係してくるのが、心脳問題。

 だからこそやりがいがあるが、しかし
猛勉強である。
 
 読みたいものなど、沢山あって、
数学だけとっても、途轍もなく
奥が広がっている。

 ああ、人生は短いなあ!

 受験生諸君、入試に出ることなんて、
人類の知のごくごく一部だし、 
 そもそも出題範囲を決めて、
その中でよーいどんで競争することなんて、
人生ではおそらくこれが最後なんだから、
 えいやーっとそこをうまく切り抜けて
下さいな。

 あとは、青天井の世界が広がっている
のでありますから。

 さて、パステルのプリンを食べることに
しよう!

 猛勉強にはプリンが似合う。

3月 27, 2006 at 05:46 午前 |

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コメント

茂木ちゃん、サーストンの『3次元幾何学とトポロジー』は君にぴったりの本ですよ。(とっくに、持ってたか?)

投稿: おじさん | 2006/04/11 22:39:01

猛勉強とパステルのプリン…。学ぶあいまに口にするプリンの味は、至福の味わいに満ち満ちていることでしょう。

それにしても一生勉強、しかも、猛勉強…まさにその通り!

人生、学ばなければならぬことが多過ぎる。一生かけても足りないほどだ。

しかし、人間はやはり求道する動物だ。仮令一生ぶんかかっても、学び続ける姿勢ほど美しいものはないと思う。

「一方で超ひも理論を学び、一方で文学作品のクオリアについて考える。
普通は「関係ない」と思われているものが関係してくるのが、心脳問題。…だからこそやりがいがあるが、しかし、猛勉強である」

文学でも、数学でも、物理学でも、其々の奥は宇宙大に深い。

しかし、それでもひたすら学び続けることに、人間の価値は光り輝くのに違いない。

自分も、もっと、己の学ばなくてはならない課題に向かって「知と哲学の格闘」を始めなくては…!

投稿: 銀鏡反応 | 2006/03/27 18:59:59

“猛勉強”も   『楽しい!!』と感じられる脳になりつつある・・・?

のかもしれませんね・・・

さて、美味しそうなプリンの話題に
私の過去の記憶が、またよみがえってきました・・・

(商品名もかまわないかしらと思いつつ)

子どものころ、私にとってのプリンは・・・

母が作ってくれる少しスの入った手作りプリンと

4歳まで、新宿に住んでおりましたので
たまに買ってもらえるお土産の「不二家のプリン」の水色のスプーンのセットです。


結婚して、夫のプリンは・・と言うと
あの「プッチン」というのだったので

あぁ、コレがそれぞれの生きてきた違いなのか?

などと大げさに感じてしまった私でした。

では、お後がよろしいようで・・・

投稿: TOMOはは | 2006/03/27 10:45:52

本当に受験の知識なんてほんの一握り。
青天井の世界が広がる!まさに。
だからこそ面白くもある。

投稿: m-tamago | 2006/03/27 10:38:46

なんか、プリンがあれば(思い浮かべるだけでも)、
猛勉強を乗り切れるような気がしてきました!
脳とプリンのぷるぷる感は、似てるのかな・・・。

投稿: mist | 2006/03/27 10:06:53

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