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2006/02/06

枯れ葉をさわっていると

久しぶりにたっぷり走った。
 何だか、縮こまっていた身体が
笑って延びていく気がした。

 このブログのコメントに、
編集者の五十嵐茂さん
「脳の中の小さな神々」 
をつくってくださった)が、
「今日一日やることが「適度に」あるなあ、というの
が生の連続感としては一番かもしれません。激務とい
うのは、ほとんど他人から閉じられる経験ですから。」
と書いてくださっているが、
 本当にそうかもしれない。

 ここのところ、
 一生懸命仕事を減らそうとしている
のだけども、
 なかなかうまくいかない。

 現にこんな時間から起きて仕事を始めて
いるのだ。

 最後に光る赤い石が出てくる
恐ろしく複雑な夢を見たのだが、
 肝心なことは忘れてしまった。
 
 マイナスもまた別の記号で表象
されなければならないとか、
 そんな話だったのだが。

 昼間、
 走った後に、しばらく枯れ葉の
下で冬眠している虫を探したのが
楽しかった。

 アカスジキンカメムシの幼虫や、
ナミテントウ、クサクモ、
エサキモンキツノカメムシ、
ショウチョウバエなどがいた。

 枯れ葉をさわっていると、
ポカポカと温かく、
 こんなものにくるまって眠っている
虫の生活も悪くないなと思う。

 カジュアルな観察者としては、
生物圏は春になると突然豊かになって、
厳冬期はほとんど途絶える、
と思いがちだが、
 実際には彼らは何らかの形で
それぞれの命をつないでいるのだ。

 私の中にも、
そして誰の中にも、
 忘れかけていた多様性の種が埋まっていて、
季節がめぐればやがて芽を吹くと思いたい。
 
 忙しい日常の中で少し時間の
吹きだまりが出来たら、
 青年期の夢を少しよみがえらせて
みたらどうだろう。

2月 6, 2006 at 02:53 午前 |

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コメント

“忙中閑あり”という言葉がありますが、ここのところお忙しくていらっしゃる茂木さんも、枯れ葉にくるまって眠る虫たちを探す素敵な時間が持てたのですね。

私自身も朝の4時に起き、朝食を食べ、5時55分ごろには自宅を出なければならない。現場に着くと午後4時まで働く。そういう日々の忙殺のあいまに、好きなものと触れ合えたらと思う。

小さな虫たちは、この厳寒の中にも、それぞれの“流儀”で、命をつないで生きているのだろう。

彼等はそれぞれの“宇宙”を生きている。

私達にもやはり、(きょうのエントリーで仰っているように)多様性を秘めた芽のようなものが眠っていて、それが時期を得て芽吹くのに違いないと思う。

自分が未だ覚知していない「可能性」、まだ自分ではわからない「才覚」、「才能」そして「情熱(passion)」…。

私達の中には、まだまだ芽吹かないもろもろのものが秘められている。

それらは、縁に触れれば、突然のことのように芽吹き、ぐんぐん伸びて行くのにちがいない。

たとえ忙殺されていても、常に何らかのpassionを忘れずにいていたい。

くれぐれもお体を大切に。
それではまた。

投稿: 銀鏡反応 | 2006/02/06 19:23:52

茂木先生のブログに訪れる方のそれぞれに

気づきやこころの動きを見つめるひと時が感じられるのは、
私だけではないような気がいたします。

ささやかながら、いまの自分が
何かに突き動かされるがごとく、かといって自分の意思に反している訳でもなく

いろいろなことに意識が向かっていて、それに一つ一つ反応していると

はたから見ると、大丈夫なの?というくらいに、めまぐるしい状況にあるので

茂木先生のお忙しさを、勝手に想像しつつ納得しております。

お休みしたい、けれど、どこかにやむにやまれない passion のようなものが おありなのではないでしょうか?

強いかぜのふく日もあり

青い空に白い雲が何気なく浮かんでいるかと思えば

ひと時も同じかたちをとどめずに、いつのまにか遠くの空に旅しているような・・・

少なくとも、こころの中では

限りなく自由に、のびやかに飛翔していたいと、想っています・・・

投稿: | 2006/02/06 14:38:09

 記念すべき人生初コメント!ワーォ!

 今日の茂木さんの日記を読んで、少しは時間にゆとりができてきたのかと思ったら、こんな時間に仕事とあるので、時間を見てびっくりです。

 私はここ数年、何もかも雪に閉じ込められる気がして、北国の長い冬が嫌で仕方がなかったのですが、今年は、「昔は冬も外でよく雪遊びをして楽しかったなあ」とか、いろいろ思い出すと、「冬も雪も全然悪くない、むしろ楽しまなきゃ損だ!」と思えるようになったんです。
 真っ白な超巨大マシュマロが、あちこちに、でんっと居座っているみたい、とか思うと、自然と笑顔になっちゃう。

 -(氷点下)の世界を、+思考で楽しもう!

 そう考えるようになれたのは、茂木さん(の本)に出会えたおかげです。
 好きな曲に、
「俺は スペース 君の所を救うためには まさにうってつけの信頼できる存在さ」
っていうところがあって、私には、茂木さん(の本)ってそういう存在かも知れない。
 茂木さんにも、早く時間にスペースができると良いですね。

 うちのエゾサンショウウオ達も、冬眠はさせていないけれど、春を首をながーくして待っているでしょう。
 私は真夜中に、水槽に入れてある落ち葉を、彼らがカサコソ歩いている音を聞くのが、生きてるぅーって思えて、ほくほくします。

 健康が一番です。お体大切に。

投稿: | 2006/02/06 13:48:54

茂木先生、
「お忙しいと思いますが、ブログ続けてください」
と、お願いした私が言うのは、
とってもおかしな話ですが、

何も気にせず、
熟睡できる時間を持っていただきたいです。

「風の旅人」、見つけました。
少しずつ(?)読むつもりです。

「世界で一番受けたい授業」での
松井選手の講義(?)は、
茂木先生個人としては、
「プロフェッショナル」と同じだったのでは?

投稿: | 2006/02/06 12:28:58

>枯れ葉をさわっていると、
ポカポカと温かく、
 こんなものにくるまって眠っている
虫の生活も悪くないなと思う。

大阪の今日はまだ寒いです。
虫の生活は悪くないけれど、
還暦越えるとそのまんま、目覚めなくて、
葉っぱの夢をまどろむ日々に団子虫になってしまいます。

茂木さんにサインしてもらった本には茂れる樹木が荒っぽく素朴なイラスト?入りで、
描かれていましたが、どんな大木になるのか、すごく楽しみです。

若い人たちにはすっきりとした目覚めの一刻があります。
羨ましいですね。

投稿: 葉っぱ64(虫) | 2006/02/06 10:02:46

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