新・欲望論 1
新・欲望論 1
多様性こそが「合脳的」
2006年1月4日 朝日新聞夕刊掲載
1月 5, 2006 at 04:58 午前 | Permalink
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» クズと賢人 その2 トラックバック 銀鏡反応 パンドラの函
「大学辞めて起業しろよ」
なんていって、学業に第一に勤しむべき学生を煽る者あり。
ITベンチャー経営者という名の、いまどき流行りのデジタルな拝金主義者だ。
この際だから言わせて貰うけど、
ITベンチャー経営者どの、
あなたは、
正直、
クズだ…!
学生たちから学問する喜びを取り上げて、
かわりに人生金儲けが第一と、
碌でも無い言葉を彼等が耳に吹きこんで、
金儲けの錬金術をやらせようとする。
あんたは、そういう人物だ。
この世の全ての多様性を抹殺し、
アカデミズムまでカネの... [続きを読む]
受信: 2006/01/08 21:08:07
» [本間]アカデミズムと“拝金主義” トラックバック 新潟県短ブログ
上で茂木健一郎さんのことを書いたが,先週の講義で以下の記事の話をした。 茂木健一郎,『新・欲望論1 多様性こそが「合脳的 文化を貧しくする拝金主義』(朝日新聞,2006/01/05) 茂木さんのブログサイトに全文コピー:新・欲望論 1 アカデミズムの危機に戻ろう。社会が拝金主義で塗り込められる気配を感じて,せめてキャンパスにいる間くらいは学究に浸りたいと願う学生はむしろ増えている。 昨夜来,ライブドア本社家宅捜査のニュースでブログ界も賑わっているが(別ブログ記事参照),新しい大学を創るにあたって... [続きを読む]
受信: 2006/01/17 21:57:03
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コメント
この「欲望論1」の内容にインスパイアされて、詩を書いてみました。この詩をトラックバックさせていただきます。
ヘタな詩ですが、お読み頂けたなら幸いです。
投稿: 銀鏡反応 | 2006/01/08 21:02:18
「新・欲望論 1 多様性こそが『合脳的』」のWeb記事を読ませていただきました。
きのうのエントリー「ハワイの雨」でのコメントで
「存在論的不安を乗り越えるのは希望しかない」旨のコメントを書きましたが、この「希望」も、脳がもつ多様的な「欲望」のカテゴリーのひとつなんですね。
「欲望」「快楽」という言葉ひとつとっても、そこには、ひとククリには出来ないほど、多様性に満ち溢れたものなのですね。
ときどきはこの連載に眼を通し、欲望というもののいろいろな側面について是非とも考えてみたいと思います。
追伸:11月26日の駒場祭での講演の際に、ベンチャー企業の社長が言ったとされるこの言葉「大学なんか辞めてベンチャーでも起こせ」には、
「大学で勉強したってどうせ役に立たない。だったら起業して金儲けに精を出したほうが世の中の為になる」
などという、アカデミズムをあまりにも軽くみている姿勢がありありと伺えます。
大学は、ただ学問を勉強する所ではなく、知性を身につけ、自己を高める場でもあるのだと思うのでアリマス。
学問を身につけ、社会をリードする知性と、自己を磨いて鍛錬する。そうやって己の精神的、知的スキルを高めたところで社会のあらゆるところで奉仕する。そして、社会そのもののさらなる良き繁栄を支えて行く。
大学とは、その為にあるのではないのか。真のアカデミズムとはそういうものなのではあるまいか。
世の事業家たちは学生たちに、学業を放棄してまで金儲けに精を出すことを奨めるのではなく、むしろ学業を身につけることの、本当の意味と大切さを優先して教えるべきではないのか。と、思うのですが。
(つい追伸が長くなって申し訳ありません)
投稿: 銀鏡反応 | 2006/01/05 20:08:43