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2006/01/16

新潮社の方々

新潮社の池田雅延さん、松家仁之さん、
北本壮さん、金寿煥さんが拙宅にいらっしゃる。

 新年会、というわけではないが、普段お世話に
なっていることの御礼を申し上げたい
と思ったのである。

 池田さんは長年小林秀雄の担当をつとめられた
方。
 2005年11月4日には、朝日カルチャー
センターにいらして、小林秀雄の思い出を
語ってくださった。

当日の記録

 松家仁之さんは「考える人」編集長。
 北本壮さん、金寿煥さんには、「考える人」
を始め、単行本などでお世話になっている。
 金さんは私の「ホッピーの先生」でも
ある。

 まずは、ドン・ペリニョンで乾杯した。
 冑仏研究家の河村隆夫さん
にいただいたもの。
 河村さん、ありがとうございました。

 その後は、ワインや日本酒を飲みながら、
ゆったりと本の話や、昔の話を
した。

 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう
もので、気がつくと6時間も談笑していた。

 池田さんが新潮社に入った頃、
 編集者の中には、物書きになるための
1ステップと考える人も多かったが、
 そんな風潮に先輩が一言釘をさしたという。

 生活するためには、一体一年にどれくらい
本が売れて、それが文庫本になってちゃんと
回転して・・・とならなくてはいけないか、
計算してみろと。
 編集者がいかに恵まれているか、わかるだろうと。

 小林秀雄さんは、明治大学で教鞭を
とられたが、「もの書きだけで食えるんだったら、
したくはなかったよ」と池田さんに
言っていたという。

 小林秀雄賞の際に、白洲明子さんから
いただいた本居宣長の掛け軸をかける。

 池田さんは、掛け軸の前に立ってしげしげと
眺めている。
 小林秀雄さんが、「本居宣長」を執筆している
時期にこの掛け軸の前のソファによく
寝転がっていたと聞く。

 「熊谷守一作」と伝えられるが、
定かではない器を
池田さんに「鑑定」していただく。



 「目で触る」の小林秀雄さんそっくりの
図となった。


北本壮さん(左)、松家仁之さん(右)


池田雅延さん(左)、金寿煥さん(右)

 最寄り駅までお送りしたが、
 さて、仕事と思っても、
しこたま飲んだので、頭が働かない。

 そのまま眠ったら、変な時間に起きた。

 近くの公園の森でカラスがかあかあ鳴くのは
明け方だけだと思ったが、
 午前1時30分という深夜でも
鳴いているやつがいる。

The OfficeのDVDを久しぶりに見て、
David Brentの人物造型についてしばらく
考え、
 それからもう一度眠った。

 今朝は池田さんが持ってきて
くださった神楽坂の「大〆」の
むし寿司。

 「小林先生はね、例の中原中也との
時など、関西にいらしたことが
あったでしょう。
 東京にいて、なつかしい味ということで
大〆に行かれていたのでしょうね」
と池田さん。

 私は大阪には住んだことがないが、
おいしくいただいた。

1月 16, 2006 at 07:58 午前 |

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コメント

こんばんは。

写真を拝見しました。池田さんの横顔は以前写真で見た茂木さんの心の師匠・小林秀雄さんの姿に、本当にそっくりですね。

小林さんとゆかりの深い本居宣長の掛け軸も、凄く良い味を醸し出しているように見うけられます。

茂木さんにとってはきっとこの上ない、無二の宝物なのでありましょう。

それでは今夜はこのへんで失礼します。

投稿: 銀鏡反応 | 2006/01/16 18:19:17

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