脳の中の人生 なつかしさを処方する
ヨミウリ・ウィークリー
2006年2月5日号
(2006年1月23日発売)
茂木健一郎 脳の中の人生 第87回
なつかしさを処方する
一部引用
アポロ11号が月に着陸したのは、私が7歳の時だった。
「私にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな躍進だ」
アームストロング船長が、初めて月面を踏みしめた。
人類が、初めて地球以外の地に立つ。世界中が大騒ぎになったのも当然だろう。今では想像がつかないほど、科学が切り開く明るい未来に人々が希望を託していた時代がそこにあった。
子供だったから、当時の熱狂ぶりはほんのわずかしか覚えていない。父親に起こされて、深夜のテレビ中継を眺めていたような気もするが、定かではない。
ただ、一冊の「学習まんが」だけは明確に記憶に残っていた。『こちらアポロ』というタイトルの本で、アポロ11号が地球から打ち上げられ、月に着陸するまでの過程をわかりやすく描いていた。小学校1年生の時に買ってもらい、夢中になってボロボロになるまで読んだことを鮮明に覚えている。大切にしていたのだが、何時の間にかどこかに行ってわからなくなってしまった。
全文は「ヨミウリ・ウィークリー」で。
1月 22, 2006 at 08:51 午前 | Permalink
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コメント
茂木先生が7歳でいらしたということは
私は、小学校高学年だったわけで
まだカラーTVがなかったからか白黒の映像で、
月面をフワフワというような、ゆっくりとしたピョーンピョーンと歩く様子が
その後に見た映像の記憶かは、はっきりしませんが、印象に残っています。
その後、大阪の万博に月の石を見に行きました。
今思うと、子連れで大阪まで行くことは、かなりの大ごとだったでしょうに
当時は、なんとなく明るい元気な空気が日本に流れていたのかもしれない・・・ですね。
子どもだった私は、そんなことには無頓着に
幸せな時間をすごしていたのかもしれませんが・・・
さて、先ほど「睡蓮の夢」で、コメントしたかったのは“detachment”のことです。
クリスマスレクチャーで茂木先生がお話していらっしゃるのを伺って
私が子どもの“自立”を考えるときに感じる何かに、思い当たりました。
答えにはなりませんが、
何ヶ月かを自分のおなかの中にいたわが子を
一人の人として認めて、冷静にその歩みを見守ることができれば・・・いいのでしょうね。
でも母親は、なかなか冷静になれなくて・・・
最近、子どもと手をつなごうとすると、向こうがすっと手をよけたり、
いつの間にか、お風呂に一人で入りたがるようになったりして
母としては、さみしさを感じながらも、成長を喜べるようになろう!と思いました。
とはいえ“言うは易し、行うは難し”です・・・
投稿: TOMOはは | 2006/01/22 15:21:27