ワーカホリックのひと息。
新幹線が、雪で遅れていて、
9時10分発の「のぞみ」よりも
9時16分発の「のぞみ」の方が
先に出発するという時間のマジック。
いったん改札の外に出て、
変更していただいた。
手まり寿司を食べ、
仕事を始める。
まったくワーカホリックである。
朝から晩まで働いている。
筑摩書房の
増田健史から「新幹線さん、
停車してください」というメールが
入る。
高速走行だと、大きなファイルが
安定して送れないのである。
品川駅で増田健史はやっとほっとした。
東京駅で、愛知県立一宮高等学校の
鶴田治之先生と、細川正徳先生に
お会いする。
お昼をご一緒しながら、
お話を伺う。
一宮高校は進学校で、
SSH(Super Science High School)
に指定されている。
大変充実したプログラムで、
カミオカンデや、高エネルギー研究所(KEK)、
岡崎の生理研を訪問したり、
野依良治先生や、江崎玲於奈先生が
講演に来たりする。
私が高校の時はそのようなことは
なかった。
KEKのサイクロトロンを高校の
時に見たら、どんなに刺激になっていた
ことであろう。
明日の午後に秋葉原でやる
クリスマス・レクチャー(「科学の青天井」)
では、科学のエキサイティングな側面を
みんなで語り合いたいと思う。
徳間書店に一瞬立ち寄り、
本間肇さんに『プロセス・アイ』
のゲラを渡す。
これで年内校了。
鈴木成一さんデザインのカバーを見せて
いただく。
「さすが鈴木さん」
「一流の仕事だね」
「ほら、この文字、細かいところまで作り込んで
いるよ」
といった声が飛び交う。
研究所へ。
論文の内容を詰めたり、議論したりする。
agency概念を、社会的に定義するか、あるいは
個において引き受けるか。
ミーティング。
Society for Neuroscience, Interspeechの
学会報告等。
所眞理雄さんのフランス政府からの
叙勲をお祝いしてのサプライズ・パーティー。
ロゼのスパークリングワインを飲んで
歳末気分に。
白洲信哉さんの家の忘年会へ。
白洲明子さん、信哉さん、鈴木理策さん(写真家)
渡辺倫明さん(和樂編集部)、千宗屋さん
(武者小路千家)、石原延啓さん(画家)、瀬津さん
ご夫妻(瀬津雅陶堂)、松尾貴史さん
いつものことながら、大変美味い。
話も面白い。
ワーカホリックにひと息の時間を
くれた信哉さん、ありがとう。
わいわいやっているうちに午前3時になり、
千さんと一緒に帰った。
凍えるほど寒い。
タクシーには稼ぎ時だったようだ。
「文學界」2006年一月号に掲載されていた
小泉義之さんによる『クオリア降臨』の
書評をやっと拝読した。
深謝。
12月 23, 2005 at 10:29 午前 | Permalink
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コメント
科学のエキサイティングな側面…を熱く語る、
茂木先生を想像して、
少年のように輝く瞳(?)が目に浮かびました。
うちの子は、何が好きなのかまだ見えてきませんが
昨日の夜のNHKの“ロボコン”を、大騒ぎしながら、見ていました。
画面に映し出された少年・少女たちの姿は、
ほんとうに一生懸命で、清清しくて気持ちよかったです。
投稿: TOMOはは | 2005/12/24 11:37:07