神戸の中で沖縄
神戸大学百年記念館でシンポジウム。
ここはいつも思うが景色が良い。
港まで、神戸の街を一望。
香山リカさんの話を伺うのは
久しぶりだった。
「臨床」(clinical)というのは興味深い
概念である。
二項対立的に言われがちな
「理論と実験」の「実験」というのとも
違う。
病院や治療といった一連の制度をも
含み、
プラクティスする医者の生きざまも入る。
山縣康浩さんの話は、企業の人事
の立場から見たコミュニケーション能力の
本質について。
さまざまなヒューリスティックス。
長尾隆司さんの話をはじめて本格的に
聞いた。
「インターネットコオロギ」という絶妙の
ネーミングに基づく行動研究。
長尾さんが一日二時間しか寝ない
というのは噂には聞いていたが、
本人が断言。
長尾さんは私の親友田森佳秀の同僚である。
レセプションでいろいろな先生方と
お話する。
国際文化学部は多彩である。
開けて今日、朝一番で東京に戻る。
神戸に来ると、いつも震災のことを
思う。
一見平静を取り戻している町並みだが、
忘れられるものではないだろう。
震災後しばらくして訪れた時、
三宮前のビルが倒れていた光景が
夢のようだ。
深夜、なぜかそのような気持ちになって、
「涙そうそう」と「さとうきび畑」
をiTunes Music Storeで購入。
「涙そうそう」を、私は何の根拠もなく印象で
沖縄の曲だと思っていたが、
調べてみたらやはりそうで
「涙がぽろぽろ止まらない」
という意味のようである。
沖縄があって良かった。
12月 5, 2005 at 06:02 午前 | Permalink
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