« 2005広告ベストテン | トップページ | 脳の中の人生 マラソンの哲学 »

2005/12/11

 久しぶりに少しゆっくり眠った。

 朝、起きると東の空が赤くなっている。
 それで思い出すのは、小学校の時に
セロファンを使って絵をつくったことだ。
 
 何回か母親とスケート教室に通った時期があり、
その頃見た空の赤さはよく覚えている。

 小学校の時に、毎日「生活帳」という日記を
提出していた。日記のかわりに、
 何回か詩を書いて出したこともある。

 スケート教室に行く朝の
空の赤さを詩に書いた時、
 担任の小林忠盛先生から、
「詩もいいけど、君の生活のことも読みたいな」
とコメントが赤字でかえってきて、
 こっちの顔が赤くなった。

 今考えても不思議なのは、
3、4歳の頃だったが、身の回りに
赤いものばかり欲しがったことで、
 あれは何だったのか、未だにわからない。
 「男の子は赤じゃないよ」と言われながら、
頑なに赤いものを求めたことを
はっきりと覚えている。
 その時の気持ちは、ありありと
思い出すことができる。

 子どもの頃の私が心に思い描いていた赤は、
朝焼けや夕陽に見るようなそれではなく、
もっと濃い、深みのある赤だった。
 あのような赤がもしあるのならば、
今でも身につけてみたいと思う。

 ここのところ夢をよく見るので、
中断していた夢日記を再開することにした。
 河合隼雄さんによると、夢は
現実を生きる上でのひずみを解消して
心の平衡をとりもどすよすがだそうである。

 今朝明け方に見た夢は、
ドームの下の自然ランドだったが、
 空が、ドームだと普通はくっきりと
そこにあるとわかるのに、
 薄ぼんやりとグラデーションでいつの
間にか消えてしまい、本当に覆われて
いるのかどうかわからないのだった。

12月 11, 2005 at 07:18 午前 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: :

コメント

茂木さんは、むかし詩もお書きになったことがあるのですか。

私もブログで時折詩を書きます。

あまり上手くない詩でハズカシイのですが…。

投稿: 銀鏡反応 | 2005/12/12 19:31:39

この記事へのコメントは終了しました。