夜明けは近い
日本経済新聞『領空侵犯』
日本経済新聞の政治部長から編集局次長に
なられた、芹川洋一さんがいらっしゃる。
約1時間、憲法問題についてお話する。
写真部の松浦弘昌さんも。
毎週月曜日の朝刊に掲載される
この記事は、毎回、専門以外のことについて
見解を述べるコーナーで、
読むのを楽しみにしている。
芹川さんは政治の専門家であり、
教えられることが多かった。
たとえば、イギリス流の非成文憲法
の考え方を日本に当てはめた場合、
「和をもって尊しとなす」の
十七条憲法は
現在でも法源の一つと見なすことが
できるだろう。
日本テレビアナウンサーの井田由美さんが
いらっして、対談。
『今日の出来事』でいつも拝見していた
方とお話しするのは不思議な感じだ。
ソニー4号館で会議。
ぴあ Colorfulの取材。
原山拓也さん、五十嵐優さん。
「三日坊主にならないためには
どうすれば良いか」という趣旨だったが、
話しているうちに、現代の情報環境では
むしろ三日坊主は良いのではないか
という展開に。
脳研究グループのゼミ。
田辺史子が、記憶のreconsolidationの
paperを紹介。
βーODNや、anisomysinの
作用を調べる。
そもそも、記憶のencodingの際の
活動と、reactivationの時の活動はどのような
関係にあるのか。
記憶一つとっても、そこには
life time occupationが
ある。
朝日カルチャーセンターは、
島田雅彦さんとの対談。
思いの外真面目な話になり、
大変面白かった。
現代の日本文学は、無意識のリフレインに
よって支配されており、
そこにピリオドやパンクチュエーションを
持ち込むには、
むしろ意識的な趣向や異物化が必要
なのではないか。
それが、島田さんとの対談で得た
インスピレーション。
文学というものが、それが言語を代表
する作品になればなるほど、その中に全ての
言い回しや言葉遣いが出てくるという
視点もセレンディピティ。
シェークスピアや
ゲーテ、あるいは漱石の作品は、
言葉のカタログでもあるわけであり、
辞書や仕様書とは異なる生きた
使用の現場においてむしろ
網羅がなされるという点が面白い。
懇親会。すばる編集部の
岸尾昌子さんが、島田さんとの
ジョイントの企画を提案くださる。
島田さんには明日(日曜日)にも
対談で会う。
面白いぞ、シマダマサヒコ。
島田さんと対談した講談社の
Bravo Businessの
記事(「脳内現象と快楽」)に私と島田さんで署名したが、
顰蹙作家、島田雅彦の
面目躍如たる遊び心がそこにあった。
大江健三郎になりすましたシマダマサヒコ。
本名は落款に。
深夜、代官山のAfricaへ。
「Sの夜明け」
Kさんのストレートトークが皆を
活性化させた。
午前5時までのオールナイトイベントだったが、
私は午前2時過ぎで失礼した。
12月 17, 2005 at 10:04 午前 | Permalink
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