憲法論議の違和感
ヨミウリ・ウィークリー
2005年11月 20日号
(2005年11月7日発売)
茂木健一郎 脳の中の人生 第77回
憲法論議の違和感
一部引用
自民党による新憲法草案が決定された。憲法改正が実現するかどうかは判らないし、たとえ実現するにせよ紆余曲折があるだろうが、いずれにせよオープンな形で国のあり方を議論することは良いことではないか。
私は理学部物理学科を出た後、法学部に学士入学して、私法コースで学んだ。科目の中でも憲法が一番好きで、田中英夫先生のアメリカ憲法のゼミに入って、連邦最高裁の判例を調べたこともある。
結局、自分には科学が向いていると思って理学部に戻ったが、あの頃、法学部の人たちと話していて、日本の法学コミュニティのメンタリティーに何とも言えない違和感を抱いた。それはつまり、法律の一字一句にこだわるというクセのようなもので、裁判官や弁護士のような実務の現場ではそうするのが正しいとは理解していても、彼らの姿勢を最終的に支持する気持ちには、どうしてもなれなかった。
全文は「ヨミウリ・ウィークリー」で。
11月 6, 2005 at 08:47 午前 | Permalink
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コメント
いつも楽しく拝見し、生き方の参考にさせていただいています。
田中英夫先生の名前が出て驚きました。
私は、結局今を去る30数年前、記憶物(暗記物)が苦手にもかかわらず受験の半年前に文系に転じたものの、専門課程に進んでからは違和感を感じ、卒業し社会人となっています。その卒業直前の6ヶ月田中先生の英米法のゼミに参加し、日本とは異なる法思考に大変新鮮な思いを持ち、田中先生のお人柄にも魅了されました。
ガンで先生が早くになくなられたのは本当に痛ましいことでした。
投稿: Forward | 2005/11/12 17:26:08