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2005/11/20

20年

東京大学のホームカミングデーが
行われ、
 1983年進学の物理学科の連中が
集まった。

 卒業以来、実に20年ぶりの
リユニオン。

 最初は、おや、誰だろうと思っていても、
次第に、顔の表情やしぐさ、口調に、
「おお!」と思い出す。

 人の記憶というもは、まさに動的なダイナミクス
をとらえる点にあるのだと実感。
 なつかしい理学部4号館1220号室
の下の部屋に集まって、
 わいわいがやがややった。
 集合写真。

 1983年の進学時の写真と比べると、みんな
変わったが、面影もある。

http://www.qualia-manifesto.com/1983-2.jpg 

 何人かが「茶話会」として話題提供した。
 
 林田清くんが、X線天文学の話。
 横山順一くんが飯田修一先生の近況。
 鈴木敏史くんが、最近の高校生事情。
 私が、最近の脳科学について
 小林雅一くんが、メディア事情について。
 中島大くんが、環境問題について。

 経済産業省に行った藤野真司くんが
いろいろと口を挟む。
 昔から弁の立つやつだった。

 場所をフォーレスト本郷に移して、懇談。
さらに白糸に行ったら、偶然情報学環の
原島博先生がいらしていた。
 しばらくお話する。

 さらに、カラオケに行き、何と
朝まで歌った。
 なにしろ二十年ぶりである。
 積もる話、積もる思いがある。

 Hさんが亡くなったということを初めて知った。
同級生のSクンと結婚していた。

 Sクンのとなりにすわって、いい人だったのにね、
なんで死んじゃったんだろう、ねえ、
 と言って肩を抱いた。

 Sクンは、布に包まれた御位牌を持っていた。

 Hさんはきっと来ていたに違いない。
 我々がHさんのことを思い出していれば、
きっと来ていたことになる。

 カラスがかあかあで空が白々として、
私は偶然見つけた吉野屋に入った。

 大学院生の時の徹夜明けの朝を
思い出した。

11月 20, 2005 at 01:57 午後 |

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コメント

茂木さんへ

ただいま

『音楽を「考える」』

を読んでおります。

創ることは聴くこと、ですね。

私も仕事がコーチというのもあり、クライアントの方の内側にあるものを引っ張り出す仕事です。

今年は東大のホームカミングデーのサポーターもしておりますので
是非周りの方含めいらしていただければ幸いです。

引き続き御本の方楽しませていただきたいと思います。

なお、父は下記のような本を書いております。
何か通じるところがあるかと思いご紹介させていただきます↓
『演奏を科学する』
http://www.amazon.co.jp/%E6%BC%94%E5%A5%8F%E3%82%92%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%81%99%E3%82%8B%E2%80%95%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E7%9F%A5%E8%83%BD%E3%81%8C%E5%89%B5%E3%82%8B%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E5%89%B5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E9%9F%B3%E6%A5%BD-%E4%BA%94%E5%8D%81%E5%B5%90-%E6%BB%8B/dp/4636209370
突然のコメント失礼致しました。

五十嵐 朝青

投稿: 五十嵐朝青 | 2007/10/01 11:10:43

茂木さんと同様私も書き物を公表するので、ときどき自分の名前で検索をかけます。で、このブログがひっかかりました。
同期会ネタを公開しているんですね(あ、悪いという意味ではないです)。l
Hさんのことは私もとってもショックでした。読んでいて御位牌の話はちょっときちゃいました。
二次会には行きたい気持ちと行きたくない気持ちと、いろいろあって行きませんでした。
大学の同期会って難しいね。機会があれば茂木さんを含めてあのメンバーそれぞれとじっくり話したいこともある。こういうの、書き方が難しいね。

投稿: 中島大 | 2006/03/08 21:03:20

Hさんについてのお話、茂木先生と南直哉さんの対談で南さんが、「思いが形になっているもの」について語られていたこととわたしの中ではつながりました。

「思い出す」と言ったとき、脳の記憶を司る部分を働かせる、ということだけでは収まりきらない何かがあるのではないか、という感じが最近とても強くしています。

投稿: shiba | 2005/11/20 23:33:40

「我々がHさんのことを思い出していれば、きっと来ていたことになる」というくだり、クオリア的に深いなあと思います。

投稿: ゴリ | 2005/11/20 17:03:47

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