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2005/10/30

バタバタ、タラダディ!

ここのところ運動不足だったが、
この2、3日は何とか時間を見つけて
朝走っている。

 すっかり涼しくなったが、まだ
半袖短パンで走れる、ハシレル。
 
 先日の京都造形芸術大学の
シンポジウムの時、
 黛まどかさんが「スワヒリ語には
二種類「歩く」という動詞があって、
 ある特定の目的地に向かって
歩くのと、
 ぶらぶら歩くのは違う動詞なのだ
と言っていたのが
 その後もとても気になっていて、
 インターネット上のスワヒリ語の
辞書で「walk」を引いてみた。

http://www.yale.edu/swahili/

 すると、確かに「歩く」に相当する
たくさんの動詞が出てくる。
 「アヒルのように歩く」という
「batabata」という動詞まで
ある。

 「バタバタ」とは、あまりにも
ぴったりで笑ってしまうが、
 きっとスワヒリ語は素敵な言葉なのだろう。

 問題の、「目的もなくぶらぶら歩く」
(walk about aimlessly)
という動詞は、taladadiで、
 私の最近の生活には、タラダディ
が欠けていたのだ。

 そういえば、バタバタも子供の頃
ふざけて以来やっていないように思う。

 人生に、少しバタバタやタラダディを
取り入れることを決意する。
 まずはタラダディからやってみよう。

 たまっていた郵便物を処理。
 大学の入試に使いました、それを
参考書に載せます、という知らせが
多く、
 それに返事をするのが
 案外大変である。

 新潟大学の人文学部、経済学部の前期日程
入試では、
「脳のなかの文学」の2004年4月号を
使っていただいたらしい。
 
 作者が問題を解けないというのは
本当である。
 奇問だからというのではなくて、
暗黙知で自分でも言語化していない
ことだからだろう。
 確かに自分の書いた文章であるが、
 
 傍線部(1)「則天去私」について、筆者は
本文においてどのような意味で用いているか。
五十字以内でわかりやすく説明せよ。

 と言われると、改めて考え込んでしまう。

 人生の神様と、二人で見つめ合って、
沈黙する。
 紅葉がいよいよ美しく、
しかし発する言葉が見つからない。

 そんな時、「タラダディ」(!)という
新しい動詞を発見すると、人生何だか
ぱっと明るくなるような気がする。
 歩いていくべき道が見つかるような
感覚がある。

 一つの言葉の発見は、新大陸発見に相当
するのであろう。

 さて、今日も元気でいることにしよう。

10月 30, 2005 at 07:17 午前 |

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コメント

「バタバタ」、日本語ではあわてている時や忙しい時の擬態語ですが、スワヒリ語では「アヒルのように歩く」の意味だったとは。同じ音の言語がそれぞれ違う国の国語体系の中にあったなんて…。バタバタ=ダックウォークか…。


自分は土日、街中を“タラダディ”しています。そんな“タラダディ”をしながらいろいろと考え事をしています。

きょう(10/30)まで上野の森美術館でやっていたUprise展で、小俣さんの作品の上にタテハチョウが止まっていたのを発見しました。
うしろばねにはL字型の白紋がついていました。

…L字紋の蝶木彫の心臓に止まり来てそこにとどまり命尽きぬか

↑まことに勝手ながらつたない短歌ですが、このコメントの中で詠ませていただきました。ご批評いただけたなら幸いです。

投稿: 銀鏡反応 | 2005/10/30 22:29:49

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