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2005/10/13

一日付き人

東京大学の船曳建夫先生のゼミの
山崎康太郎くんが、ゼミの企画で
「一日付き人」として
 行動をともにした。

 東京芸術大学で、養老孟司さんの
年に一回の美術解剖学の授業。

 始まる前に、大浦食堂で
養老さんとお話する。
 「いやあね、50年前に一匹だけ
とれたカメムシが、一気に3匹も出てきて
びっくりしたよ。」
と養老さん。

 「夜、1匹とれて、50年ぶりだと
喜んでいたら、朝になって玄関のところに
また2匹いるんだよ。」
 「温暖化の影響ですかね」
 「そうかもしれない。それとね、
誰かが放したアカボシゴマダラが普通種に
なっている。」
 「アカボシゴマラダですか!」
 「うん、それと、ナガサキアゲハも
随分普通に見られるようになったね」

 アカボシゴマラダは、日本ではもともと
奄美大島にしかいない蝶である。
 後ろバネに美しい赤い紋がある。
 いざ鎌倉、と思ったが、
今年はもう遅いだろう。
 来年こそ。

 授業開始。
 「感性の時代とは言うけれど、
記号ばかりで感覚が否定されている
この世の中に、君たちよくアートをやっているね」
と養老さん。

 養老さんのお話を久しぶりに
堪能してから、研究所へ。
 日本経済新聞の取材。
 インターネットと未来について。

 Kandelの読書会をやっていたので、
その横で聞き耳を立てながら
仕事をした。
 関根崇泰がなかなか見事に
仕切っている。

 六本木のマクシヴァンに移動。
 TOKIONの西村大助さん、南有紀さん
と打ち合わせ。
 となりに電通の佐々木厚さん。

 テレ朝通りの「ランビキヤ」
に移動。
 鈴木健、池上高志、東浩紀、安斎利洋、
渋谷慶一郎、文二2年の秋山くん。

 東さんとお話するのは久しぶりだった。
 いろいろ仕事があるので、
山崎くんを置いて先に失礼したが、
 山崎くんは池上、東両先生と話して幸せ
だったらしい。
 「一日付き人」、お疲れさまでした。

 「脳」整理法(ちくま新書)は発売一ヶ月
新書のベストセラーリストに名を連ねているが、
さらにターボをかけようと、
 今度の日曜日(10月16日)の
朝日新聞に広告が案外大きく出ます、
と増田健史からメール(筑摩書房編集者兼
「脳」整理法販売促進本部CEO)が来る。

 今回は、蓮沼昌宏の「指人形イラスト」
はないらしい。
 目論見通り売れれば良いのだが。
 fingers crossed.

10月 13, 2005 at 07:39 午前 |

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コメント

「脳」整理法。田舎ですが、地元の本屋の「話題の本」のコーナーに陳列されていました。
静かに語りかけてくるような内容で、テーマは自分なりに「勇気を持って前向きに生きるヒント」のようなものかなと思いながら読ませて頂きました。私事になりますが、10代の頃、ネガティブな感情に流されて、それからもずっと付きあっていけたであろう複数の友人や、好きだったかもしれない人を遠ざけてしまったという苦い経験があります。それは、私自身が、その当時の大人社会の作り上げた価値観に、自意識過剰な位に嵌ってしまった結果でもある気がしています。もちろん、そう分析できるようになるまでは、随分、時間が掛かりました。
つまり、現実の自分と起きていたかもしれない仮想空間の自分とのギャップにかなり苦しめられた時期があったという事です。
 しかし、それから年月を経て、今思うのは、あの当時の私も、ネガティブな感情も含めて、偶有性の中で必死に自分自身と葛藤していたという事実です。その事実は、今の自分と直結していると同時に、大きな教訓にもなっています。そして、現在では前向きな気持で生きているつもりですが、セレンディピティという状況に辿り着くのは容易ではないなと実感している所でしょうか。
 この本を読みながら無意識の内に、そんな自分の人生を追体験していた気がします。
 私と同じようなネガティブな感情に苦しんでいる人がきっと多くいると思いますし、そういう人達にとっても、文字通り、脳の整理になるのではないでしょうか。

投稿: 水瓶座 | 2005/10/15 13:06:43

今晩は。食欲の秋ゆえ、食べ物がやたらにおいしく感じる時候ですね。それだけに、飲み過ぎ食べ過ぎには私自身、注意したいと思います。

地球温暖化の影響でしょうか、セアカゴケグモなど外来種が日本でも繁殖しだしているのはニュースでも御存知の通りですよね。
奄美にしかいないというアカボシゴマダラやカメムシ、ナガサキアゲハが普通種になっているというのは、いよいよこの地球温暖化がブレーキの利かないところまできてしまったのかな、という気がして為りません。
ところで、カメムシなら、新橋虎ノ門に私の働いている現場があるのですが、夏ごろよく化粧室の中に緑色のカメムシがいるのを見かけました。これが養老先生のいう、「50年前に1度だけ獲れて、ことし3匹もとれたカメムシ」なのかどうかは不明ですが…。

投稿: 銀鏡反応 | 2005/10/14 18:26:12

途中、アカボシゴマダラが「アカボシゴマラダ」になってるのは目の錯覚ですか?

素人にはアゲハと区別がつきません。

投稿: Cyberbob:-) | 2005/10/14 6:32:24

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