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2005/10/26

自家中毒

藤岡多野医師会の久保博先生に
お呼びいただき、医師会の会合でお話する。

 医師会長の江原洋一先生が、
御巣鷹の冊子を下さった。
 1985年の日航機事故で、藤岡のお医者
さんたちは大変なご苦労があったとのこと。
 その体験記。

 質疑応答になり、日大で宇宙航空医学
を研究されているという中里龍生先生から、
 無重力空間に行くと、脳の働きも次の
ステージに進化して、
 地上の脳科学では捉えきれなく
なるのではないかという指摘。
 同感である。
 もともとロシアの神学はそう考えている
と中沢新一さんに聞いた。

 江原先生によると、アルツハイマー患者
の一部はスケールエラーのような行動を
起こすという。
 ドアの蝶番側の隙間から人が見えると、
いきなりそちらに行こうとすると言うのだ。

 三共の吉村篤所長は先にお帰りになり、 
 久保先生、それに三共でMRをなさっている
鵜飼文彦さんと
 「五万石」に行く。
 
 寿司屋のカウンターとして、今までみたことが
ないような見事で長いひのきが使ってある。
 45年前の開店当時から使っているという
ことだが、今買えば一本(一千万)は下らない
という。
 木というのは、奥深く、面白い世界である。

 そのひのきは丸ごと買ったのだと言う。
 根の部分を使ったテーブルもあったが、
そのくねくねと曲がった迫力あるかたちの
回りに仲間が集まって飲めばさぞ楽しかろう。

 サバ、つぶ貝、うに、わさびあえ、
トロ、イカ、とり貝、エビ、エビ頭焼き、
などなどなど。
 「五万石」をとてもおいしくいただきました。

 小説に重大なる関心があるという久保先生は、
どこか、私が子供の頃かかっていた
ファミリードクターの菱川先生に風貌が似ている。

 「そういえば、子供の頃、菱川先生に
よく『自家中毒』という診断を受けたのですが、
あれは何なのですか?」
 と長年の疑問を久保先生にぶつけた。
 
 つまり、あれは自己意識が過敏な子供が
なるのだと久保先生。

 うーむと唸って八海山を飲むと、
ひのきのカウンターが
少し白く見えた。

10月 26, 2005 at 08:38 午前 |

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