絶え絶えとおもしろき
ここのところ、メールを書く時間さえも
取れない状態だったので、
たまっていた仕事のメールにお返事を
差し上げていたら、息も絶え絶えの
状態になった。
来年になって状況が改善する
(忙しくなくなる)とはとても思えないので、
これは本格的になんとかせねば
なるまい。
食事もコンピュータに向かいながら
かっこむという状態では、人生
苦しいのである。
メールを送り終わってから
(すでに雑誌のゲラチェックなどで、
校了が過ぎてしまっているものもありました。
問題がなかったから良かったのですが、
関係者の皆様、済みません)
柳川透との投稿論文の添削を始める。
英文は直し、こうして欲しい
というところは日本語で書き加える。
Methodsまでやったところで
時間切れになり、
Scienceのmirror neuronの
論文を読みながら、移動を始める。
前にも書いたが、大学院とは、
最初は辞書を引きながら一週間かかっていた論文が
10分とか20分とかで
読めるようにするところである。
自分がJournal Clubの担当だったので
(そうです。誰でも平等に担当するのです)
Rizzolattiらの最新の論文を
紹介することにしたのだが、
最初はつまらないと思っていたが、
読んでみるとなかなか含みのある
論文だった。
action perceptionが、 F5cでは
actorなどの
contextに依存するものであるのが、
F5p, F5aと進み、
45B野に至るにつれて、次第に
abstractなものになって行く、という
話。
objectに対するaction repertoireも
表すようになる。
それが言語のprecursorではないか、
という示唆。
面白い。研究所に着いて、
「この論文はこういうことなんだよ」
と10分くらいでぱぱぱぱと説明。
後は読んで考えてください。
小俣圭と関根崇泰が、台湾で
行われるICONIPで発表するので、
その発表練習。
小俣は、McGurk効果について
関根は、body imageの話。
英語で、15分。
タイマーで測ったが、
小俣はぴったり15分で終わらせた。
本当は私も台湾に行くつもりだったのだが、
今回は断念しました。
おいしいものを食べて来てください。
じゃあ、これでゼミは終わり!
とさっと切り上げ、
五反田の「あさり」へ。
関根と「部長ごっこ」をして
気合いを入れる。
私「部長、こいつが新入社員のヘライと
石川で、まあ、一つよろしくご指導お願い
しますよ。」
関根「ああ、そうかね。おぼえておくよ。
それにしても、茂木くんも気が利くね。
まあ、君もがんばりたまえ」
私「なに、関根てめえ」
関根「こえええ」
私、関根「はははははは」
こういう飲み会で、案外
大切なアジェンダが出たりするのが
研究室というものである。
いくつか、重要なdecision makingが
行われたような気がする。
柳川は、週末自宅でシミュレーションを
するために、大きなコンピュータを
持ち帰った。
まるでカタツムリのようだった。
10月 29, 2005 at 08:34 午前 | Permalink
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