« 地中美術館トーク 「脳の中の美を求めて」 | トップページ | 課題ではありません、衝動です。 »

2005/09/06

富士山のようにでっかい

椿昇さんに誘われて、
京都造形芸術大学の集中講義に来た。

 学生がみな元気で、パワーが凄い。
これも、椿学科長の薫陶か。
 
 体育館では、巨大オブジェがつくりあげられて
いた。
 ところが、大きすぎて、大学の坂道を
下ろせない、どうしよう、と悩んでいるのだ。

 違う現場にくると、すーっと別の
心身感覚が自分に宿って、
その精神パラダイム交代が心地よい。

 椿さんは、「やっぱり穴を掘るのが
大切なんじゃないか」としきりに言う。
 メタファーではない。実際に掘るのである。
 長時間の肉体労働に耐える、という時の
精神の使い方が、
 脳の学習のプロセスと相同なのではないかと。

 椿さんは、ぎっしりと引き締まった
肉体をしている。
 前回の横浜トリエンナーレで、
巨大なバッタを出現させた張本人である。

 今年はやらないのか、と聞くと、
いやあ、あれだけでかいことをやって
しまうと、
 前科一犯で、今年はやらない、との答。
 バッタは、推定300万人が見たそうである。
 私は300万分の1である。

 テレビの視聴率、本の売れ行きのような
指標もあるが、
 富士山のようにでっかいものを作って、
一億人がそれを見る、という表現の流れも
あるように思う。

 椿さんならそのうちやりかねない。

 筑摩書房の増田健史入魂の一作。
 「脳」整理法、本日から書店に出回り始めます。
富士山のように、とはいかなくても、
 ぼた山くらいにはなるように、
皆様のご支援を切に願うものであります。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480062629/249-3412743-7473169

9月 6, 2005 at 07:21 午前 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 富士山のようにでっかい:

» 知っていますか?ヨン様、カメラマンのぜい肉なでなで衝撃的瞬間 トラックバック のんちゃん日記
今回も日本のファンを熱狂させたヨン様ことペ・ヨンジュンが帰り際に空港のロビーで何が気になったのかカメラマンに近づいていきそのカメラマンのおなかのぜい肉をなでなでしたんです [続きを読む]

受信: 2005/09/06 16:50:52

コメント

そうやって、メリハリをつけることが、精彩を生んでいる。
特定化することで、特定コードを保護、維持しています。
そうでなければ、紛れてしまって、均質化してしまい、私達には認識できない。

オブジェクト指向言語においてもこのことが言えます。
特定化することで、こうすることで、脳内は、不均質化し、余分なものを排除し、
脳内を抽象化することによって、障害を乗り越え、その先のポリモーフィズムの展開が可能になる

ピーマンと同じです。
本能的には、苦味は排除すべき対象です。
しかし、食べれた、克服した経験(エピソード、安全を確保するためのそのためのコスト)が、
障害を乗り越える事を可能にする。
それまでの結果的だった障壁を突破できる。

自然言語においても、勿論同じです。

ストラウストラップは生物系やったのかな?
しかし、違う分野での探求が、出来上がったきたら、同じ核心を持っていたというのは、
偶然なのだろうか?
DNAも近親交配ではなく、コストを掛けてでも遠親交配を望む。
遠くの同じ特徴を求め、その出会いに運命を感じる。人の恋のように。

投稿: ほしのゆめ | 2005/09/11 7:52:49

>メタファーではない。実際に掘るのである。
>長時間の肉体労働に耐える、という時の精神の使い方が、
>脳の学習のプロセスと相同なのではないかと。

まだ、分かってないのかな?
いや、ここに問題があるということが、分かってないのかな??
この場合、エピソードとして、記録することで、
いわば、前もって折り目をつけている。
余計な道に行かないように結果的になぞっている行為になるんです。
多少のノイズに惑わされること無く、前もって確認されている目的にたどり着けるように、
この場合は、行動を限定している。
そのための、サインの強化を行っています。多少のノイズが影響を与えないように。
この場合は、偏った方向化がいい結果をもたらすという前提でのロジックという事になります。
そうしないと、同じ場所を巡回しているだけになる。
ある場面では、横道でも何でも構わず、遊びをして予行演習を行い、
しかるべき時には、横道には目もくれず、お決まりの処理をこなす。
また、この2つの相反するモードを並列して、人の脳は処理している。
そうやって、メリハリをつけることが、精彩を生んでいる。
これは、またDNAの遺伝法則と同じです。

投稿: きらら397 | 2005/09/08 21:24:08

『「脳」整理法』、本日買いました。一つ一つじっくり味わいながら、大切に読ませていただきます。

投稿: shiba | 2005/09/06 18:13:18

コメントを書く