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2005/09/28

ロード生活

考えてみれば、9月24日から、私は
連続11日間の「ロード生活」に突入したの
だった。

 とは言っても、ずっと旅をしている
というわけではなく、
 タッチ&ゴーで、もどっては
また出かけていく。
 9月24日、25日 いわき市
 26日、27日 西明石
 28日、29日、30日 大磯(研究所合宿)ー>京都
 10月1日、2日 大阪(workshop)
 3日、4日、5日 恐山(青森)

 というわけで、昨日は西明石から東京に戻る。
 品川駅から研究所に歩き、すぐに
小俣圭、柳川透と研究の議論。

 小俣は、SOMでMcGurk効果における
audiovisualな非対称性を再現したが、
 それが一体どのようなことなのか、
議論。なるほど、と思った。
 一つのサプライズなり。

 柳川は、ongoing dynamicsのupstateが
出現する条件を詳細に検討。かなりの
ところまで詰めた。あとは論文を書くだけ
なり。

 午後1時、青春出版社Big Tomorrowの
取材。
 編集次長の本間大樹さんに、ポジティヴに
生きるためのノウハウについて。

 午後2時、東工大の三宅美博さんの研究室で
博士号をとり、現在ドイツのミュンヘンに
留学中の武藤剛さんのtalk。
 ずっと取り組んでいらしたwalk mateを
用いて、
 ドイツの脳損傷患者のリハビリに
応用した話。
 三つの回復のタイムスケールがある。
面白かった。

 田谷に武藤さんとの飲み会のことを頼んで、
大手町へ。
 中央公論新社の井之上達矢さんと
松本佳代子さん。
 「時評」の件と、原研哉さんとの
対談本の件。

 読売新聞社

 「ヨミウリ・ウィークリー」編集部。
二居隆司さん、川人献一編集長に
ご挨拶。
 その場でゲラをチェックする。

 読書委員会。
 書評する本が決まる。
 隣りに川上弘美さん、その向こうに
小泉今日子さん。

 そういえば、最近思ったことがある。
 偶有性(なかば規則的で、なかばランダムなこと)
を持った対象に人々は惹きつけられるが、
 テレビ・タレントというのはまさに
もっとも偶有的な存在ではないか。
 誰が人気が出るのか、人気が出ても
いつまでそれが続くのか判らない。

 だから、人々の目がタレントに惹きつけられる
のだろう。

 学問も本来は偶有的なはずだが、
実情はどうか。
 大学の先生は、一度なってしまうと
あまり偶有性と関係なくなってしまって
いないか。

 学問が生き生きしている時は、
それこそ、どんな大先生でも批判され、
失墜するかもしれない、そんな偶有性に
満ちていたのだろう。
 
 偶有的な人生を送りたい。 
 今度のロード生活はどうだろう。

9月 28, 2005 at 06:20 午前 |

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コメント

茂木先生

10月3日からの恐山では、南直哉さんにお会いになられるのでしょうか。6月の対談を通勤時に再聴していますが、とても深いお話でため息が出ます。もし可能であれば、今回も何か音声ファイルを公開していただけるとうれしいです。

ご多忙な日がつづくようですが、どうぞご自愛ください。

投稿: shiba | 2005/09/29 12:00:37

産経新聞のサイトで茂木さんのインタビュー記事、拝見させて頂きました。「一つ、訂正させて下さい。今でも修業時代」という言葉が、非常に良いなと、個人的に思いました。
今は、とにかく安定指向という風潮が強いですね。そんな中で、失墜するかもしれないという偶有性の中に、敢えて身を置いていたいという茂木さんのスタイルは、すごいと思います。どんな立場にあっても、自分を磨くという姿勢を忘れてはいけないですよね。

それから、全く、関係のない私の個人的な意見ですが、新たに書き込まれる方は「この情報を登録する」という欄にチェックを入れない方がいいと思います。私の所にも、2,3迷惑メールが来ています。どんなホームページでもメールアドレスを公開するというのはリスクが大きい気がします。最近、そういうのが増えているという話もよく聞くので、本当に気を付けてほしいです。

投稿: 水瓶座 | 2005/09/28 11:31:57

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