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2005/09/26

フラワーから朝練へ

 布施英利さんとのいわき市立美術館
ワークショップの
 二日目の午前中は、
アンディー・ウォーホルの「フラワー」
の本物を眺めながら、
 それを評論する練習をした。

 うまい人もいれば、ヘタな人もいる。
 聞いているうちに、印象批評とは、
誰もがすぐに気付くようなことを
言うことではないと思った。

 その言葉に接した時に、
大きな発見があり、
 しかもすぐに心の奥まで入り込んで
きて納得する。
 そのような、強度の高い表現を
模索することが印象批評ではないか。

 ここの色がどうのこうのとか、
そういう浅い批評を聞いていると、
小林秀雄のような深度のある
評論の輝きが改めてわかる。

 それにしても、布施さんの言う
ことはいちいち面白い。
 言葉がきりりと立っている。
 作品でも評論でも、
立つことができるというのは
プロとしてやっていくために
是非とも必要なことだろう。

 帰りのスーパーひたちから
見る夕日に照らされたすすきの風情が
あまりにも素晴らしく、
 思わずモルツを買って
見とれていたら、再び
いつの間にか眠っていた。

 すすきの夢は見なかったが、
すすきが大好きだ!
という気分に包まれることができた。

 朝練というと懐かしいひびきがある。
自分のライフスタイルを見ると、
走るとしたら朝しかないと思った。
 久しぶりに朝練した。

 帰りに、ラジオ体操をやっている
人たちがいた。
 朝練からフルマラソンへ。
ちょっと無理かな。
 でも、またつくばマラソンでも何でも
いいから出てみたいな。

 すすきのように揺れる心境である。

9月 26, 2005 at 07:15 午前 |

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» アハ!体験 トラックバック 御林守河村家を守る会
茂木健一郎先生が、先週土曜日、日本テレビの「世界一受けたい授業」に出演されました。 脳科学者としての先生のご研究について、素人の私なりにご紹介させていただこうと思います。 茂木先生は、東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課... [続きを読む]

受信: 2005/09/26 15:30:10

コメント

「朝練」。いい言葉の雰囲気ですよね。
私も、思い出したように早朝の日の出の時間に地元の砂浜を散歩する事があります。
「早朝のクオリア」と言えばいいのか、午後とか夕方に同じ場所を散歩しても得られない充実感が早朝にはあります。ラジオ体操をする人がいたり、まだ、煌めいていない波の青さが直に感じられたり、澄み切った空気感とか。田舎の早朝にしかない雰囲気があって、ホッとする時間帯です。
でも、フルマラソンを完走した時のクオリアってどんなものなのでしょうか。
一度、経験してみたいです。

投稿: | 2005/09/30 7:18:39

アートに限らず、ものごとの印象批評は難しいです。誰もがスグに気付くようなことをいうのはヘタな印象批評だということが今回の日記にも書かれていましたが、例えば、デジタル製品のデザインの印象について批評をする時、自分の感性のままに思ったことを述べて批評しているのを雑誌などで読んでいるのですが、ややもすると、その批評が誰もが気付いていることに基づくヘタな批評だったりする事がよくあるわけで、事象を批評することの難しさ、大変さを痛感しています。物事の奥底まで見つめて批評していかなければ、本当の批評家にはなれないような気がしてなりません。
p.s.日記の最後に朝練の話が出ていましたが、嘗て私も高校の吹奏楽部の朝練に毎朝のように出ていました。先輩がきつい人が多くて辛かったのですが、音楽好きだったので我慢できました。
茂木さんは高校時代、きつい先輩がいましたか?

投稿: 銀鏡反応 | 2005/09/27 20:49:05

こんばんわ。いわき美術館に参加したものですがとても楽しかったです。有難うございました。茂木さんと布施さんの対照的な存在に魅了させられました。最初は、型破りなお二人の展開に戸惑いましたが、どんどん何かが掘り出される様な感覚で、これまで言葉として表現はできませんでしたが、常に心の底に意識が向いていた内容でしたので面白かったです。最後の美しさを感じていれば、病気にはならない。
優れたアートは、宇宙のリズムに触れる。
一流の人ほど、物事の価値に対して自分のものとして所有したがらない。同様に最も科学に近いという内容が、とても納得できた瞬間ではっとさせられました。まるで遠くから何かが近づいてくる様です。
 時より近くのゆるい川を眺めます。茂木さんの川は健全で力強く激流を楽しんでいますね。ものすごい勢いと太いパイプラインを感じます。加えて自分自身のハートが望むがままに流れてはやんちゃ-ぽうずでふわふわヘアーのムーミンといったところでしょうね。本当に凄い方のセミナーを受けさせてもらったなーと今だに感動しています。疲労知らずで朝練に励むとは、あっぱれです。ススキの様に揺れながらさらに前進してください。心から応援しています。
 舌を出した身のたっぷりとしたくじら君?何かしら面白いことをしていますね!このくじら君、やっぱりやんちゃ 坊主だと思うなーーー。(^o^)/

投稿: | 2005/09/26 22:42:49

先日、脳神経の制御により、視覚で文字を追うスピードと、読んだ文字を文章として脳内で解釈する機能の同期を意図的にずらされているというお話をしました。
その時点では、視覚で文字を追う速度が遅かったように思うのですが、本日は文字を追う速度を促進され、相変わらず、入力、解釈、記憶の同期が取れません。
外的要因なので、致し方ないことと思うのですが、これにあえて立ち向かい克服する方法はありえるでしょうか?
アドバイスいただければ幸いです。

投稿: 佐々木裕伸 | 2005/09/26 21:41:00

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