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2005/08/16

初ホッピー

 終戦記念日の夕刻、矢来町の新潮社へ。
 北本壮さん、金寿煥さんを相手に、
「ひらめき」(aha! 体験)
について2時間ほどお話する。

 北本さんがとって下さった会議室は、
本館の2階で、革表紙の本が沢山ある。
 といっても世界名作全集ではなく、
全て新潮社の本である。
 発行部数が10万部を超えると、
革表紙に製本して、この「栄誉の殿堂」
に保存されるのだ。
 一部は著者に献呈されると言う。
 
 眺めていると、池波正太郎や、
司馬遼太郎はさすがに強い。
 私の本は、もちろんまだない。

 終了後、金さんオススメの店へ。

「茂木さん、ホッピーって飲んだことありますか?」
「いえ、ないです。小学校に行く道に「ホッピー
あります」と出ていて、何だろう、と興味は
持っていたけど、飲んだことないです。あれは
一体なんですか。」
「昔ビールは贅沢品だったでしょ。だから、
ホッピーと焼酎を混ぜて飲んだんです。」
「はあ。」
「飲みやすいけど、あとでがつんと来ますよ。安く
酔っぱらえて、あれはいいもんですよ。ホッピー
があれば、人生の幸せ20%増しですね」
「そうですか。20%増しですか!」

という会話をしながら、そのモツ焼き屋の店へ。

最初は空いていたが、そのうち、ここは昭和30年代
かと思うくらい、満員の店は熱気に満ちた。
みんなが大声で喋るので、うゎんうゎんとこだまする。

 私と北本さんは、さすがに最初の一杯は
ビールにしたが、金さんは最初からホッピーである。
 ホッピーは瓶に入ってきて、それとは別に
氷の入った焼酎がくる。
 ホッピーをグラスに投入して、準備OKである。
「このホッピー一本で、何杯飲むのか、というのが
ポイントですね。2杯の場合もあるし、3杯の
場合もある。」
「はあ。」
「ホッピーのことを「外」、焼酎のことを「中」と
言って、中がなくなると手が空いていれば自動的に
注ぎ足してくれるところも多いですね。」
「そうですか。」
「昔、子供のころ、歌を聴いたことがあるなあ。
ホッピー、ホッピー、ゆかいなホッピー」
「あの金さん、それはホッピーじゃなくて、
確かロンドンではなかったですか。」

 北本さんの発言が一向に登場しないが、
もちろん北本さんもいろいろ突っ込んだ話していたの
である。
 しかし、結果として、
当夜は、「ホッピー大王」としての
金さんのパワーの前に、すっかり私と北本さんは
すっかり圧倒されてしまったのである。
 
 昼間、新潮社に来る前にも
やっかいな仕事をいろいろやった後
だったので、初ホッピーの味はしみじみ旨かった。

 金さんは、南直哉さんの担当編集者で、
今度南さんに会いに一緒に恐山に行くことになっている。
 恐山にはさすがにホッピーはあるまい。

The Qualia Journal
Transparent runner on the second base!

8月 16, 2005 at 08:27 午前 |

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コメント

では、こっそり用意しておくサプライズを、南さんにお願いしておきましょー。笑

投稿: akemi | 2005/08/17 1:49:23

こんばんは、またお邪魔させていただきます。

初ホッピー、ですか。ホッピーといえば、私の近所のスーパーにそれはあります。
このホッピーをスーパーの売り物棚においてあるのを発見したとき、仰天してしまいました。
何故ならホッピーは酒場にしか置いていない代物だと自分では思っていたからです。
とかなんとか書いていますが、実は私自身は下戸で、焼酎はおろか、ビール一滴飲めない人間なのです…。たしかホッピーは焼酎と混ぜて飲むんでしたよね。
閑話休題、敗戦から60年経ったことし、いろいろな反戦平和関連のイベントが行なわれていますが、外を見まわせば地域紛争が絶えないところもあります。
私は平和を実現する為には、粘り強い、イデオロギーや互いの利害を超えた対話がまず必要だと思います。
地球にこれ以上嘆きと悲しみを増やさない為にも。
とりとめの無いコメントですみません。今夜はこれで失礼します。

投稿: 銀鏡反応 | 2005/08/17 0:12:03

終戦60周年記念日の一冊。
 このお盆期間休養を取られてますか。
 全国で敗戦(?)六十年の様々な催しが行われていますが、今年の私の戦後60年は、何といっても梯久美子『散るぞ悲しき―硫黄島総指揮官栗林忠道―』(新潮社)しかありません。読み始めは、後に戻ったり口絵を見たりでしたが、米軍が戦争史上最難関の地、玉砕を食い止めるべき最中であっても、娘、妻、家族そして家の隙間風云々を気にしていた人物の手紙紹介等々のところでは、男泣きしてしまいました。もっと先を速く読み進んでいきたい心境でいます。丸山健二、よくぞ教えてくれたと感激しました「波」。
 敗戦という祭りに自惚れている場合ではないのです。靖国神社、それは一体何なのか、郵政民営化それは何なのか、小泉の奢りこそ今の日本の元凶なのです。総司令官としての役目を栗林忠道に習ってほしいと思っています。
 今週の金曜日は、夏休みします。読書会の課題図書も読まなくてはならないし、蔵書二万冊程度の整理もありますが、中原中也のごとく干し藁に寝そべって、将来の事を色々と考えます。
 残暑厳しい折、お身体を大切に、お酒の方はボチりボチりと・・・。

投稿: | 2005/08/16 11:10:18

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