郵政民営化
郵政民営化の「反対派」に対する
対立候補の擁立などが、メディアで
おもしろおかしく論じられているが、
一つ判らない点がある。
賛成するにせよ、反対するにせよ、
民営化は小泉自民党の前回衆議院選挙の
「マニフェスト」に記され、
前回総裁選も民営化を唱えて
当選したのではなかったか。
政党という制度に基づく民主的プロセスの
ロジックとして、「反対派」の議員の
行動は筋が通らない。
私にとっては、論点はこれに
尽きるように思われる。
その他のゴタゴタは枝葉末節である。
8月 19, 2005 at 08:21 午前 | Permalink
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» マニフェスト、読んどきますか トラックバック The GLPC
各党ともマニフェストが出てきましたねぇ。
公明党マニフェストはまだ公式サイトには掲示されておらず(自民党と調整をとるそうで・・)毎日新聞(8/16付)に掲載された内容を私が私家版としてページを作り、リンクしています。
自民党はまだありません。社民党も発... [続きを読む]
受信: 2005/08/19 11:06:34
» 郵政民営化のデメリット トラックバック 不思議な暮らし
ちょといい感じに晴れてた。
あんまりコメントとかこないしイメチェンしようか。
ネット・イメチェンだ。
午後は郵政民営化反対派の意見を探ってみた。
反対の人
ユニバーサル・サービスであるべき
民営化後の民業圧迫
民営化して外資の前にさらすのか
今回の... [続きを読む]
受信: 2005/08/20 16:33:57
» 郵政民営化の功罪と、国公債 トラックバック 国家破綻研究ブログ
衆議院解散総選挙では、「郵政民営化」が争点となっていますね。今回のエントリーでは、「郵政民営化」の真の問題点を指摘します。
※小職は、自民党・民主党の公約の優劣などは、判断しません。また、小職は郵貯民営化に賛成でも反対でもありません、「そんなことよりも、もっと他にやることがあるだろう。」と思っております。
小職は、ほぼ1年前の2004年8月に、エントリー「最後の砦 郵便貯金」にて、次のように述べました。
(引用開始)
私は、民営化そのものには中立ですが、以下の問題があるこ... [続きを読む]
受信: 2005/08/29 22:50:23
» 郵政民営化の功罪と、国公債 トラックバック 国家破綻研究ブログ
衆議院解散総選挙では、「郵政民営化」が争点となっていますね。今回のエントリーでは、「郵政民営化」の真の問題点を指摘します。
※小職は、自民党・民主党の公約の優劣などは、判断しません。また、小職は郵貯民営化に賛成でも反対でもありません、「そんなことよりも、もっと他にやることがあるだろう。」と思っております。
小職は、ほぼ1年前の2004年8月に、エントリー「最後の砦 郵便貯金」にて、次のように述べました。
(引用開始)
私は、民営化そのものには中立ですが、以下の問題があるこ... [続きを読む]
受信: 2005/08/29 22:55:53
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コメント
「反対派」の議員でした・・・
大前研一さんの郵政に関する意見を見つけました。
( http://www.lt-empower.com/mailmag/back_03/040810_b.html )
投稿: NS | 2005/08/20 1:49:55
郵政民営化の反対・賛成の議論については、僕は茂木先生に郵政民営化の中身についても語ってほしい。本当にそうする価値があるのかどうかということをどう分析して結論付けているのか・・・
もちろん自民党の賛成派の議員たちの支離滅裂な行動は、自分の生活のため保身のためであるし、そんなことは国民みんな始めからわかっていたことでもある。議員を辞めても一流のバリバリ働ける人間はいないと言ったら言い過ぎだろうか?
とにかくその点をとやかく言っても仕方がないように思う。そういう議員は早急に辞めてもらうか、少なくともそういう保身のための行動は慎んでもらいたいだけだ。
結論から言うと僕は郵政民営化はするべきかどうかはまだわからない。恥ずかしながらまともな結論に至るまでこの問題について知らないことや考慮すべきことがたくさんあるかもしれないということをまたも思い知らされた。
ただ、SAPIOという雑誌のVol.16 No.16に載っていた大前研一さんの記事によると郵政民営化はしないほうが良さそうだというのがまず頭に浮かぶ。
以下、大前さんの論旨
郵政三事業民営化の議論の際に5つの原則がある。
1.独占的立場から民業を圧迫しない。
2.政府保証はしない
3.シビルミニマムは要求しない
4.株式を上場しなければならない
5.三事業(郵貯・郵便・簡保)の独立運営
〈郵貯〉
「郵貯事業は民間の銀行になることができるのか?」と言う疑問
答えは「できない」
理由は「普通の銀行と同じようにお金を貸し出して運用しなければならないから。つまりそのノウハウをもった人材が郵貯にはいない。」
「銀行の業務の中で最も困難なのは貸し出して運営することである。民間の銀行は専門のセクションを持つのにもかかわらず、巨額の不良債権を抱えている。プロで失敗するのに素人ができるはずがない。」
「郵貯が民営化してもできることは国債を買うくらいである。」
〈郵便〉
「全国一律、採算を度外視してサービスを継続しなければならないので民営化にはそもそも馴染まない。」
〈簡保〉
「簡保は郵便業務に付随する業務なので、簡保が独立すればコストシェアリングがなくなる。」
以上どの3点から見ても郵政民営化には反対である。
詳しくはSAPIOを見てほしいのだが、郵政民営化に関してはこれ以上他にどんな論点があるのだろうか?もっと深い分析がないのだろうか?と思いながらニュースを見たりしているが、どうも良い意見が自分のアンテナに引っかかってこない。
茂木先生はどこまで考えていらっしゃるのかわからないけれど、僕は説得力のある意見を期待してます。
投稿: NS | 2005/08/20 1:36:14
郵政民営化に反対なのか?
郵政民営化法案に反対なのか?
その辺が良く分からないのですが、
みなさんどう感じておられますか?
もし、法案をより良くと思って反対している議員が居るのであれば、それはそれで議員としての役割を果たしていると思います。
マスコミは分かりやすい構造を作りたがりますが、そんな単純なものではないと思います。
投稿: issy | 2005/08/19 22:14:44
私は、郵政民営化に賛成しています。簡単に言えば、「公務員ばかりで独占している仕事をもっと民間に回してほしい」というような単純な気持が強いからです。つまり、ある意味、弱者救済にもなると考えている訳です。
ところが、反対する人達の意見は、郵政まで、民営化してしまえば、社会全体が市場原理に左右されるようになって、勝ち負けというか、社会格差が拡がる一方になるというんですね。負けた人は、二度と立ち上がれなくなるというような言い方をする人もいます。
私は、財政投融資など、高級官僚が好き勝手な無駄遣いなどをしている事を考えれば、全く、逆だと思うのですが、反対派の人の意見にも、理のある部分があるのでしょうか。
本当に、この問題に詳しい人がいたら教えて頂きたいですね。
投稿: 水瓶座 | 2005/08/19 21:15:55
こんにちは。残暑が続いております。
要するに今の「反対派」というのは、所詮は「小泉つぶし」に狂奔しているわけで、そのために「国民新党」なるホウマツ政党にしかならないにちがいない党を結成して小泉を潰そうとしているわけで、そんな彼等にきちんとした「マニフェスト」というものがあろうはずがありません。
また民主党も民主党で、それこそ漁夫の利を得ようと虎視眈々と政権奪取のチャンスをうかがっているといいますが、かつてコメントしたように、彼等は毛筋程のロゴスもない、言ってみれば単なる「烏合の衆」でしかないわけで、そんな無責任な政党に国政を任せられるのか。大いに疑問であります。
郵政民営化は実は、年金改革、構造改革など諸改革の口火をなすものだと思います。郵政ぐらい民営化できないで、他の改革がどうしてできるというのでしょうか。
またメディアも、何だか反小泉の連中の肩をもつような面白おかしい調子で「プロパガンダ」じみたことをしているようです。少なくとも私の目には、そう映ります。おそらく野党と反小泉の連中とメディアが裏で繋がっているんでしょう。
私はそんな連中のすべてに憤りを感じております。茂木先生はこのような政治屋たちの行動は筋が通らないとおっしゃっていますが、まさしくその通りだと思います。国民のことを全く考えず、ただ利権の為に筋の通らないことをしているだけの無能な連中に過ぎないのですから。
投稿: 銀鏡反応 | 2005/08/19 19:13:38
党議拘束は法律でもないし、絶対でもないんですよ。
ましてや郵政のような枝葉末節で。
投稿: ええと | 2005/08/19 13:00:54
はじめまして、いつも日経夕刊を楽しみによんでいます。
マニフェストのお話はごもっともと思います。要するに民営化反対なのではなく、小泉さんに反対なんですね。
これを見るととても不思議です。先進国で一応民主主義と言われる国で、制度がどんなに整っていようとも、ちゃんとした高等教育を受けた人たちの集まりでも、結局人間関係と感情ですべてが動いてしまうんですね。
投稿: いづみ | 2005/08/19 12:14:12