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2005/08/01

アンカー

 もう8月だ。

 金魚の水槽に、何も入っていなかったのを、
ドイトで買ってきた
 水草を二つ入れた。
 金魚たちは、空間の中に座標軸が出来て
安心したようで、
 しきりに水草をつついていた。

 南の島にいってシュノーケリングをしていると、
魚たちがサンゴのあたりに定着している。
 何かのきっかけで、サンゴから離れて
砂地を泳がなければならなくなると、
 必死になって素早く動いているように
見える。

 何もない水の広がりは、絶対的な並進対象性の
世界であり、
 その虚無と無限に耐える精神というのは
ものすごい強度を持つのではないか。

 人類は、宇宙空間の真空に耐えられるのだろうか
などと考える。
 地球というアンカーがあるから安心して
いられるが、
 これが、至るところどこまで行っても
同じ空間の中を漂っていたらどうか。

 時間も同じで、
 四季があり、誕生があり、死があるから
何とか耐えられる。
 7月が終わって、8月が来るから
そこにアンカーできる。

 もし、何も座標軸がなかったとしたら、
そのような時間の流れはとてつもなく恐ろしい
ものになってしまうことだろう。

 音楽のリズムは、時間の中にアンカーをつくって
くれる。
 それは一つの福音だが、
 たまには無音の虚無と無限に耐える
のも良い。

The Qualia Journal
August!

8月 1, 2005 at 05:19 午前 |

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コメント

Good morning sir,this is Travis.
What a long time haven't seen you!
Nice talking to you again sir.

Anyway, never forget not to take sides with anyone against your soul.

I'm so sure that you're gonna get into the next phase of the human beings, same as me!

So long.

投稿: | 2005/08/01 5:40:01

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