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2005/07/08

ふり返れば、あれが七夕だった

 午前中、聖心女子大学の臨床心理学特講には、
作家の島田雅彦さんにご出講いただいた。

 最近出版された新潮社の「おことば」
を見てもわかるように、島田雅彦さんが、
皇族の方々になみなみならぬ関心を抱き、
皇后さまが学ばれた聖心の地を一度訪れたい
と思われていることは周知の事実だった。
 それでは、とお招きしたのである。

 念願を果たさんと目をキラキラと輝かせた
マサヒコさんを、私は正門にお迎えした。

 マサヒコさんは、古代ギリシャの神話の
話から説き起こし、歴史とは何か、文学とは
何か、
 聖心女子大学の乙女たちに熱く語って
いったのだった。

 授業を終え、聖心のキャンパスを歩く
マサヒコさんは、おもむろにサングラスを
取り出し、満足そうに周囲をきょろきょろと
見渡した。
 サングラスには、視線が隠されるという
利点がある。

 有志で、有栖川記念公園でランチ。
 マサヒコを囲んで、滝の周囲で懇談。
 流水でスズメが遊んでいる。
涼しそうだった。
 マサヒコの目元も涼しい。

 日比谷線で上野に移動。
 東京芸術大学美術解剖学の授業には、
渋谷慶一郎さんにご出講いただいた。

 渋谷さん人気か、教室は空前の大入り。
 授業後の上野公園での飲み会も、
記憶にないほどの大人数。
 40名はいたのではないか。

 考えてみれば、特別な夕べである。
 木の葉の間の空の色を見ていると、
いかにも七夕という感じがする。

 池上高志と、久しぶりにゆっくり話した。
 渋谷慶一郎とマリアが笑い、
 森瑠衣がちょこんと座り、
 富田舞が猫族になった。

 鈴木健が砂場に座り、
 マリンバ奏者が婉然と微笑み、
 P植田が上野駅への送迎自転車シャトルを
運行した。

 あの空間のしつらいと、時間の流れ自体が
七夕だった気がする。

 ふりかえれば、あれが七夕だった。
 そんな時間が時々あってくれれば良い。

 芸大の授業も、前期は来週で終わりである。

7月 8, 2005 at 08:00 午前 |

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