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2005/07/11

感情教育

 仕事ばかりしていてアタマがおかしく
なりそうだから、
 新座の平林寺にいった。
 家から車で30分ほどである。
 
 森の中を散歩しながら、さまざまな昆虫を
見ていると、
 次第に自分が鳥になったような気分になって
くる。

 鳥は博物学者にならざるを得ない。
何しろ、食べられるものを見分けなければ
ならない。
 そのエリアに住んでいる昆虫の種類で、
こいつは食える、こいつは食えない、と
学んでいかなくてはならない。

 カブトムシやクワガタがいるかと、
木のうろなどを見ていたら、 
 子供のころを思い出した。
 そして、時々、ウヮツ! と思った。
ゴキブリなどがいるからである。

 小学生の頃、ウロの中に黒光りする
やつがいて、
 手を入れたらゴキブリだった、
ということは何回もある。
 あの時の身の毛もよだつ感覚が
久しぶりに蘇った。

 とても奇妙なやつがいて、
黒いボディから、何やらオレンジ色の
突起がある。
 あんなやつは絶対にいないはず、
と思っているうちにとてつもなく不気味な
感覚になってきた。

 よく考えてみると、おそらく卵鞘を付けた
ゴキブリである。
 それにしても気持悪い。
 あいつらが、尾に卵鞘を付けて歩き回っている
とは知らなかった。
 自然の中にいると次々と意外なことがある。

 それで、子供の頃の昆虫採集の恵みが
わかった。
 昆虫採集は、Amygdala(扁桃核)を鍛える。
なにしろ、いろいろなショック・ウェーヴを
体験する。
 
 突然ハチがぶーんと飛んできて
うぇーと逃げたり、
 毛虫が落ちてきて、うゎっ、とはたいたり、
 背中に何かが入って、あわてて脱いで
飛び跳ねたり、
 まあありとあらゆる目に遭った。
 
 その一方で、蝶の羽ばたきの優雅さや、
カナブンの光沢の美しさに魅せられたのは
もちろんである。 
 思えばあれは感情教育だったのだ。

 知性も感情も、intenseなのが良い。
 intensiveに生きなきゃ、人生もったいない。

7月 11, 2005 at 04:51 午前 |

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脳科学者の茂木健一郎氏も、デュボワがPCDで口を酸っぱくして言っていることと全く同じことを、ちょうど書かれていたので、そのblogを以下に引用します。とても分かりやすいお話です。July11,2005感情教育 仕事ばかりしていてアタマがおかしくなりそうだから、 新座の平...... [続きを読む]

受信: 2005/07/19 11:20:09

コメント

 蜂が作った巣などは自然の産物なのに、同じ生き物の人間が作った物は何故自然の産物とならないのだろう。

 卵をくっつけたゴキブリは僕もこないだ見つけました。体に比べてあんな大きな物がよく入っていたなと感心します。産卵しながら動き回れるとしたら、イメージ通りの生命力ですね。

 健康管理センターで飼っていたクロアゲハの幼虫が蛹になりました。愛嬌のある青虫が見られなくなって少し寂しいです。

投稿: cosmos | 2005/07/12 21:58:23

私も小さい頃、男の子のように駆け回り、よく虫捕りをしていました。今日、大学の帰り道に地面に転がっているセミの抜け殻をみつけて、何だかとても懐かしい気分に襲われました。もしかするとと思い、上を見上げれば、たくさんの抜け殻が枝に掴まっていて、途端に色々な感情が溢れてきて泣けてきそうでした。毎日人工物に取り囲まれているせいか、セミの抜け殻がとても特別なものに感じられます。夏休みは、たくさん自然と触れ合いたいな。

投稿: eep | 2005/07/11 20:29:13

茂木さんの日記を読んでいると、時々、本当に懐かしい思いになります。私も子供の頃、裏山があって、クワガタやカブト虫取りに熱中していた時期がありました。私は、ミヤマクワガタが好きだったですね。他にも、オオクワガタやノコギリクワガタ、ひらたクワガタなど、いろんな種類があって、取れると、マッチ箱に入れて学校に持っていって、友達に自慢したりした記憶があります。
 でも、実家の裏山は、もうありません。私が小学校を出て10年ほどの間に見事に消失しました。
 現在は、住宅地になっていたり、バイパスが通っていて、見る影もありません。今の子供達は、スーパーかなんかで、クワガタなどを買っているのでしょうか。
 そんな事をしても、何の思い出も残らないですよね。やはり、自分で見つけるという作業が楽しかった訳ですから・・・。

投稿: 水瓶座 | 2005/07/11 13:21:05

きのう、久しぶりにヘビトンボを見ました。
山のなかの公衆トイレの壁にへばりついていたのでジックリ見れました。
ず〜っと気持ち悪い代名詞だったのですが、近くでみるとけっこう綺麗な身体をしてるんですね。
ナウシカに出てくるような原始的な形体の昆虫ですが、不機能的なバランスが、自然界の懐の深さを想わせます。
その壁は以前オオミズアオがいたこともあり、私のお気に入りです。

投稿: マシマ | 2005/07/11 10:15:37

きのう、久しぶりにヘビトンボを見ました。
山のなかの公衆トイレの壁にへばりついていたのでジックリ見れました。
ず〜っと気持ち悪い代名詞だったのですが、近くでみるとけっこう綺麗な身体をしてるんですね。
ナウシカに出てくるような原始的な形体の昆虫ですが、不機能的なバランスが、自然界の懐の深さを想わせます。
その壁は以前オオミズアオがいたこともあり、私のお気に入りです。

投稿: マシマ | 2005/07/11 10:14:41

きのう、久しぶりにヘビトンボを見ました。
山のなかの公衆トイレの壁にへばりついていたのでジックリ見れました。
ず〜っと気持ち悪い代名詞だったのですが、近くでみるとけっこう綺麗な身体をしてるんですね。
ナウシカに出てくるような原始的な形体の昆虫ですが、不機能的なバランスが、自然界の懐の深さを想わせます。
その壁は以前オオミズアオがいたこともあり、私のお気に入りです。

投稿: マシマ | 2005/07/11 10:13:33

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