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2005/07/16

銀の薔薇

朝日カルチャーセンターの「脳と音楽」
でいくつか音楽を聞いた。
 
 カルロス・クライバー指揮の
『薔薇の騎士』から、前奏曲と、
二幕でオクタヴィアンが婚約の印の
銀の薔薇を持ってくる場面、
 それから最後の二重唱の場面。
 
 久しぶりに見たが、やはり素晴らしい
名演だなと思った。 
 クライバーがかっこいい。登場して
指揮棒を振り下ろすまで、事もなさげに
さっと行くのがぐっと来る。

 二幕の銀の薔薇のシーンを見ていて、
大学生の時にこのオペラに影響されて
銀の薔薇を作ったことを思い出した。
 もちろん銀ではなく、アルミホイルである。
 今の大学生もそんなバカなことを
しているのだろうか。

 小澤征爾指揮、ストラヴィンスキー
「春の祭典」。
 小澤がすばらしく若い。
 先日、白髪の小澤さんを間近で
見たばかりなので、
 なんだか時の流れが愛おしくなった。

 そして、最後に、ダニエル・バレンボイム
指揮、シカゴ交響楽団で、マーラーの
5番、第四楽章アダージョ。

 音楽の調性認識が脳の中で
静止的なトポルグラフィーではなく、
ダイナミックに変化して起こっている
という論文を読んだ。
 それと、Allan Snyderの、
絶対音感を引き起こす方法についての
論文を読む。
 
 最近何だか音楽が面白く感じられる。

 飲み会は、最後は筑摩書房の増田健史と
幻冬舎の大島加奈子さんが残る。
 午後2時頃、突然ひらめいた。
 そうだ、ヴィトゲンシュタインの
言語ゲームを、今切実な問題として
感じているlanguage policyと結びつけて
考えれば。
 
 言語の恐ろしさ。
 茂木さん、それですよ、と増田健史は
タオルをはちまきのように巻いた顔で
頷いた。

 こういう啓示の時間があるから、
風邪気味でもたまには遅くまで(早くまで)
飲んでみるものである。
 
 おかげで空けた今朝は喉や鼻の粘膜が
痛い。
 全てはWittgensteinのせいである。


The Qualia Journal
The blessing and closure of language

7月 16, 2005 at 09:45 午前 |

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» [言葉]言葉のポリシーと響き トラックバック 三色スミレの成長日記〜LA PENSEE SAUVAGE
久しぶりにロシア語を口にした。昨夜は、チュルク系ロシア人のLさんと約七ヶ月ぶりの再会。ロシア語を口にしたと言っても、キリル文字を読んで、覚えてるロシア語をちょっと発しただけで、会話のレベルではない。 かつて苦手だった音の聞き分けと発音の練習をした。発音は割に得意で良く褒められた。ロシア語に限らず、英語でもそうだが、発音は良くても上手な運用はできない。字はとてもうまいのだが、無内容の作文のように。なんだかなあ。悔しい、そして切ない。それでも、また時間がある時にチョビチョビロシア語をやろう、という気にな... [続きを読む]

受信: 2005/07/16 18:47:08

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受信: 2005/07/16 18:49:58

コメント

僕もクライバーは大好きです。霊感というものが演奏に宿る瞬間が持続するんですよね。すごい。彼が振るベートーヴェンも好きでよく聴いてました。

投稿: shibuya | 2005/07/16 15:09:12

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