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2005/07/24

夏休みは「虫捕り」で脳を鍛える

ヨミウリ・ウィークリー
2005年8月7日号
(2005年7月25日発売)
茂木健一郎  脳の中の人生 第63回

夏休みは「虫捕り」で脳を鍛える

一部引用

 虫捕りは驚きに満ちている。思わぬところで珍しい虫に出会った時の、飛び上がるような気持は忘れがたい。逃がしてはいけないと、網を構え、胸をドキドキさせながら近づいていく時の緊張感は、大人になってから出会うどんな状況よりも強烈である。
 ぞっとすることもある。木のくぼみに黒光りする虫を見つけ、手を伸ばしたらゴキブリだった、ということは何回もあった。クワガタだと思っていたのがガサガサと動き出した時の、背筋に電気が走るような感覚は、そう簡単には忘れられない。
 林の中を歩いていて、気付かずに顔に蜘蛛の巣がかかり、わーっと払いのけたこと。カブトムシを捕まえようと、樹液の出ている場所に近づいたら、その向こうから大きなスズメバチが飛び出して度肝を抜かれたこと。石をひっくり返したら、ムカデがはい出してぞくっとしたこと。山道で、アブにしつこく追いかけられ、たまらず走り出したこと。
 全ては懐かしい思い出であるが、あれほどの脳への栄養はなかったとも思う。
 鍛えられたのは、感情の中枢である脳の扁桃体である。ゾッとしたり、ワッとしたり、ギョッとしたり、ワクワクしたり。自然の中で昆虫採集をしていて体験する感情は、強烈で、生命の躍動に満ちている。何よりも具体的である。ホラー映画を見るのとは違う。実物が手を伸ばせば触れられるところにいるのだ。

全文は「ヨミウリ・ウィークリー」で。

http://info.yomiuri.co.jp/mag/yw/

7月 24, 2005 at 09:09 午前 |

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