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2005/07/04

少しやさしい気持になって

 小池博史さんが主宰するPappa TARAHUMARAの
「三人姉妹」の公演を中野に見に行った。

 原作はもちろんチェーホフだが、小池流の
アレンジがしてある。
 というよりは、そもそも、小池さんの
作品に、言語化できるような「意味」を
介してアプローチすべきではない。

 公演は素晴らしかった。
 三人の女が、1時間踊り続ける。
 色彩の流れといい、その意味といい、
エンタティンメント性といい、
 人気が出る要素が揃っていて、
 実際、小池さんも手応えを感じている
ようだった。

 しかし、だからと言って、小池さんが
popularityを無条件で喜んでいる
とも思えない。
 popularityの背後には、何やら
恐ろしいものがいつも潜んでいる。
 それが小池さんの理想を後押しするか
どうかはわからない。

 小池さんを見るたびに、ああ、この人は
基本的に私と同じようなところで苦闘している
人なんだなあ、と思う。
 つまりそれは、引き受ける文脈の問題である。
 こればっかりは、そう簡単には伝わらない
と思う。
 今度、ゆっくり小池さんと話したい。

 早朝、コンビニに買い物に行った。
 朝の雨の中を歩くのは好きだ。
 やわらかく、暖かいものに世界が包まれて、
自分も少しだけやさしい気持になれる気がする。

 カエルが見渡す限り蓮の葉の上で休んでいる。
そんな湖面の真ん中に座って
 まどろんでいるところを想像してみる。

7月 4, 2005 at 06:16 午前 |

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