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2005/06/13

観察

 ごく普通の日常を、ゆったりと
楽しむことが最高の贅沢だと思うのが
今日この頃。

 二時間ほど、近くの公園をぶらぶら
歩く。
 近頃絶えてなかった贅沢。
 
 俄然興味を持ってしまったのは
「綿虫」。
 たくさんふわふわ飛んでいる。

 ロウ成分で出来た綿毛のついた
アブラムシの仲間。
 鳥などに捕食されないためだろうか、
 「自分から意志をもって」飛んでいる
というよりは、
 風に吹かれてゆらりゆらり、
ランダムに飛んでいる
かのように「見せかけて」いる。

 ところが、葉っぱや枝などに
「着地」する寸前になると、
突然、決然とした意志をもって、
すっと直線的に動いてとまってしまうのだ。

 石垣の上をアリが探索の網目をつくっている
様子や、
 テントウムシが葉っぱの上を這っているところ、
 ヨコバイがスッ、スッ、とすばやく枝の迷宮を
横飛びしている時間の流れなど、
 見ていると考えることが沢山あって
飽きない。

 心を虚しうして観察することで、
どれだけ広い世界が見えてくることだろう。

 電車の中の人間の行動も同じで、
自分が火星からの生態学者だと思って
観察していると、そこには随分いろいろな
現象がある。
 どんなに忙しくても、心をタブラ・ラサに
して何かをじっくり観察する時間は確保したいと
思う。

 びわが大好きで、今朝食べたのもおいしかったなあ
と思って歩いていたら、民家の庭先にびわの木が
あった。
 冷蔵庫の中で冷えているびわと、やや薄ぼんやりとした
印象で目の前にたわわに実っているそれは、しかし、
 何だか全く別物のように思えた。

6月 13, 2005 at 05:20 午前 |

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コメント

佐伯さま

生命力がはじける。いいですね。
その生命潮流に乗れば、何でもできそうな
気がします。
木曜日の芸大の授業、楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: | 2005/06/14 8:56:51

 今年は、綿虫が例年より多いのではないでしょうか。目黒の自然教育園の周辺は、すごいです。我が家のスモモの木の葉にも、アブラムシがびっしりついています。昨年、一昨年はそうでもなかったのですが。
 また、ビワも今年は実りがいいみたいで、昨日、枝からたくさんもぎって食べましたが、とてもジューシーでした。桜の実も、今年は、異常に多い。
 あと、アブラムシだけでなく、アメリカシロヒトリの成虫も今年は多く、蝶のように、あちこちをひらひらと飛んでいます。
 今年は杉花粉もすごかったし、去年の夏の暑さの影響で、自然の生命力がはじけているのでしょうか。

投稿: 風の旅人 佐伯剛 | 2005/06/13 15:19:34

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