東京人 明治神宮の光の川
東京人 2005年7月号 6月3日発売
随筆
明治神宮の光の川 文・茂木健一郎/
一部引用
北参道に「光の川」が出来るということに気が付いたのは、ある夏のことである。その日、私は原宿から青山に抜けて、服を買おうとしていた。鳥居を抜け、ふと気付くと、北参道の玉砂利の上に光の川が出来ていた。ちょうど太陽が南中する時分で、差し込む太陽の光が参道の中央だけ両側の木々に遮られずに、白い砂利の上にうねうねくねくねと続いていた。
こんなところに光の川がある! 少し子供っぽいなと思いながら、私はその流れの中をどんどん歩いていった。そのうちに、神宮の森がとぎれて、私は光の海に出た。
神宮の森に源流を持つ光の川があり、それが流れ込む海の中に原宿や青山は浮かんでいる。あの日以来、そんなイメージができた。
全文は「東京人」でお読み下さい。
6月 5, 2005 at 03:20 午後 | Permalink
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