たまには主語を変えてみよう
ヨミウリ・ウィークリー
2005年7月10日号
(2005年6月27日発売)
茂木健一郎 脳の中の人生 第59回
たまには主語を変えてみよう
一部引用
ところで、日本人は、「日本は特殊な国である」という説をしばしば唱える。確かに、日本は、外国からも、変わった国であると見られることが多い。いろいろな局面で、日本は特別だから、と言っていれば、何となく話が済んでしまうようなところがある。
しかし、単に「日本人は特殊である」と言っていても、物事は進まないようにも思う。「日本人は」という主語を立ててしまうと、それ以上の議論が止まってしまうのである。日本人自身にとっても、日本人以外の人にとっても、それ以上問題を考えるとっかかりがない。議論しようとしても、「君も日本人だから判るだろう」とか、「日本人じゃないと判らないよ」と言われてしまえば、それでお終いである。
全文は「ヨミウリ・ウィークリー」で。
6月 27, 2005 at 10:47 午後 | Permalink
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