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2005/06/18

Being real and genuine.

 芸大の授業の後、車屋にいるとき、
突然Carl Rogersのことを思い出した。
 それで、アサカルの最後は、Rogersを
やろうと思った。

 五反田駅前で増田健史と会う。
「脳」整理法のゲラを受け取る。
 フレッシュネスバーガーで打ち合わせ。
 健史は何だかドライヴがかかっていた。

 化学同人の津留貴彰さん。
 京都にある出版社で、東京化学同人とは
違うそうである。
 ソニー4号館の食堂で、出井伸之会長に
偶然お目にかかる。
 出井さんはローマ人のようだと何時も
思う。
 
 ゼミ。
 東工大の院志望の、清一人さんが見学に来た。

 さて、Carl Rogersである。
 Rogersが提案したのは、Client centered therapy,
learningで、「エンカウンターグループ」
という運動を起こしたことでも知られる。

 さらに教育や学習にも概念を適用して、
人々が、自分が感じていることをリアルに、
そして純正につかみ、伝えることの重要性を
強調した。
 私がなぜRogersを知っているかというと、
学生時代、エンカウンターグループに
二度参加したことがあるからだ。
 東大の学生相談所主催で、10人くらい
のグループが、一日16時間くらい、5日間
話し合う、大変濃い経験だった。

 それまでもその後も、あの時のような
相互作用と気付きというものに出会ったことは
ないように思う。

 ずっとRogersのことを忘れていたのだが、
なぜか車屋で思い出した。
 思い出すと、ニートだ引きこもりだと
ラベルを付けて片づける現代の臨床心理の
fadが、茶番のように見えてきた。

 ラベルを付けて、何か面白いのか。
 Rogersはもっと、人間が変化する可能性を
信じていた。
 単なる分類学は、インテリの堕落だろう。

 何らかの役割を演じるのではなく、
リアルなパーソンであり続けることは難しい。
 しかし、本物はきっとそのような姿をしている。

 artificialな場所に落ち込んでしまっては、
真理にも美にも到達できない。
 Carl Rogersをみんなで読みながら考えた。
 Being real and genuine.
 いいアサカルだった。

6月 18, 2005 at 06:22 午前 |

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コメント

私がお会いしたのは、2回のうちの1回だったのですね。
Client centered therapyはアメリカでは下火になりましたが、イギリスはじめヨーロッパではPerson-Centered Psychothrapy/Counselingの名称で発展しています。
Carl Rogersの共同研究者だったEugene T. Gendlinは、ご存知でしょうか。
(→http://www.focusing.org/philo.html)

投稿: | 2005/06/21 22:39:52

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