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2005/05/23

時間

病院の中にいる間の時間というのは、
独特の感覚を持っている。
 母親はすぐにでも退院したがっているが、
まだ石が少し残っているというので
明日もう一度内視鏡で手術することに
なった。

 主治医もよくしてくれていて、
不満はないが、
 システムとしては、日本の医療は
入院期間を最短にするという配慮は
欠けていると思う。
 検査や措置の体制など、
見ていると随分ノリしろがある。
 あれでは、患者も家族も
もっと何とかなるだろう、と
思わざるを得ない。
 それだけベッドに余裕があるのだろうか。
 イギリスのNHSは逆に医療のリソースが
足りなくて、
 常に順番待ちだから、
 とっとと退院させないと回らない。

 身内が入院した時の切なさというのは
どちらかというとこういう点にあるのであって、
無駄に流れているように時間が、
本当に医療的意味があるのか、それとも
単なる不作為なのか、そう簡単には納得が
いかない。
 もっとも、それは医者にとってもそうなの
であろう。

 母親の隣にいる女子大生は、
ちょうど就職活動の時期で、
見舞いにきた友人たちに向かって
リクナビが見たい、などとかなり深刻
そうだった。

 オレが病院経営者だったら、
病状の許す患者にはネットの設備を用意する。
 テレビがあるのだから、同じことである。
 要するに病院の閉鎖環境が、
治療的配慮なのか、それとも不作為=怠慢
なのか、
 見極めがつかない。
 
 私の現実の生活は完全に時間破綻して
いて、
 あまりにも多くの仕事が山積みになっていて
ただひたすら働いている。
 いつも餌を探している千鳥のようである。

 今日は仙台に日帰りの仕事がある。

5月 23, 2005 at 03:06 午前 |

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コメント

お母さま早くよくなるといいですね。
胆石を5つ持っていましたが、若かったせいか全て自然溶解しました。
病院でのネット接続について、最初から整えるのは財政的に難がありそうですが、2年ほど前、某市立病院で1.5ヶ月の入院(頭蓋骨を削る手術、部屋は癌病棟)の際は病院側に機材持ち込み許可をお願いしたらスルーでOKでした。
「不作為=怠慢」であり不勉強なだけだと思います。

投稿: サクラコ | 2005/05/24 17:43:51

お母さん、早く退院出来れば良いですね。私の母も、高血圧の治療を受けていて、定期的に病院通いしているのですが、時々、私も時間がある時は、車で病院への送迎をしていま
す。
 先日、こんな事がありました。病院からの帰り、車のラジオを付けると交通情報をしていて、それを聞いていた母が「ジャンクション」という言葉が好きだと言ったんです。
 普通なら、私も「何を言っているんだ。インターチェンジの高速道路バージョンのようなものだろう」と言ってすませる所ですが、その時は、母だけに感じる独特のクオリアがあるのだろうと考えると妙におかしくなりました。
 目で感じるクオリアもあれば、耳で聞いて感じるクオリアも人によって、全然、違うのでしょうね・・・。

投稿: 水瓶座 | 2005/05/23 14:57:15

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