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2005/05/11

サンゴの産卵

石が動いたらしく、また痛がっている
という父からの連絡を受けながら、
 とりあえず今朝は成田に向かう。

 MRCPはとったようだから、
確定診断は出て方針は決まるだろう。
 それほど難しい手術ではないわけだから、
うまくいく、と信じて仕事を
することにする。

 「ご冗談でしょう、ファインマンさん」
の中で好きなエピソードがある。
 第二次大戦後、大学に就職したファインマンは、
「この日までにいらしてください」と事務に
言われて、到着の朝、受付に着くなり
「授業はどこですか? 何時からですか?
教室はどこ?」と聞いた。
 受付の人が、ぽかんとして「あの、授業は
一週間後からですけど」と言うので、
ファインマンが「じゃあ、なぜ今日までに
来るようにと通知が来たのですか?」
と聞くと、受付の人が、済まなそうに
 「授業が始まるまで、一週間くらい
落ち着く時間が必要だと思ったものですから・・・」
と言ったというのである。

 つまり、ファインマンはそれまで原爆開発の
マンハッタン計画の中で、時間に追われて
一分一秒を惜しむ雰囲気の中で生きてきたから、
世間の「普通」の時間感覚を忘れていたという
わけである。

 なんだか慌ただしくて時間がない、
というのは人工的で非人間的のようにも
思えるけど、
 実は自然の中には「締め切り」が
あふれている。
 サンゴが満月の夜にいっせいに産卵したり、
夕暮れ時のわずかな時間に飛び立って
パートナーを探したり、
 「ある一定の時間にやらなくては、
生命活動としての意義が失われる」
ということは、沢山ある。

 だから、締め切りとか、
時間に追われるというのはそんなに
悪いことでもないんだ、
 そう思いたい。あまりにも無茶苦茶だから。

 飛行機の中では爆睡して行こうと
思う。
 18日朝、9時頃帰国します。
メールは読めると思います。ごきげんよう。

5月 11, 2005 at 03:30 午前 |

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コメント

彼らは、変な海賊だ。
最初、アップルがブレードサーバを発売したとき、
今更、こんなこり固まったマーケットに今更、参入して、シェアを取れたって、
たかがか知れているのに、何の意味があるのか解らなかった。
彼らは、偶有性が嫌いみたいだ。
全てを完璧にコントロールしたいみたいだ。
できるかどうかは別にして、そういう意味でやっぱりクレイジーな集団なのかもしれない。
>例えば、旅をしていたりすると、「これは」と思うことは結構あるね。グランドキャニオンをラバに乗って降りたときなんて、4時間くらいかけてコロラド川の底に着いたんだけど、空を見上げたら満天の星空で。あれはよかった。いまでも星空を見るとその時のクオリアを思いだすよ。
もし、この環境にプラスしてすばらしい音楽が聞けたら、もっとすばらしいクオリアに出会えただろう。
彼らは、それを考えた。
音楽をこの時だという時間に少しでもユーザーに聞かせる。
そのことで、音楽の価値に雲泥の差がでる。こつこつと積み重ねてきたことが誤差に思えるほど。
ユーザーが聞きたいと思った時のデマンドに少しでも効率よく応えるにはどうしたらいいかを考えた。
いかに、短時間にユーザーに音楽を届けるにはどうしたらいいか?
そこに、絶対的なニーズがある。
ニーズは圧倒的な資本主義の本質でもある。
だから、最初から最後までコントロールするために、わざわざサーバから作り始めた。
絶対的なコントロールができる全てを知っているサーバーを。
スケールが違う。最初から音楽を楽しむことに改めてこだわって考えた。
海賊なのに、基本に忠実だ。資本主義海賊とでもいえるか?
いや、ユーザーの身になって考えた。
海賊なのに、憎らしいほど、私達を知ろうとし、思っている。
なんと親切な思いやりのある海賊だろうか?
そら恐ろしくなる。恐ろしい嗅覚だ。やはり肉食で狩猟民族だからだろうか?

もう完璧に、占領されている。
取り返すことは、不可能だ。
この領土は諦めるしかないですね。

だが、違う領土を獲得して、そこから攻め込むことは可能だ。
その1つが触覚です。
かれらは、まだこの獲物をぼんやりと解ってはいるみたいだが、完全には手に入れていない。
もう1つの海賊グループもね。

投稿: バターロール | 2005/05/11 10:41:03

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