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2005/04/14

配置と関係性

「本当に英語でやっていいの?」
と聞いてから始めた。
早稲田の国際教養学部のIntroduction to psychology
の授業の第一回。
本当に出席者全員が英語を理解しているのか
心許なかったが、留学生や帰国子女で何人か
完璧な英語の人たちがいて、
そういう人たちがいると、英語で丁々発止
という一種の演劇空間が生じて、
あとの方々もそれを楽しめる、ということが
よーく判った。

主な内容は、Computation, cognitive science,
contextual judgment, Flynn's effect, I.Q.,
algorithm.

なんだか、とても楽しい感じだったので、
来週から楽しみに英語の丁々発止を
しようと思う。

授業の前は、新潮社の
『考える人』の松家仁之編集長、
北本壮さん、K's officeのの門崎敬一さんと打ち合わせ。
リーガロイヤルホテルにて。
次号は、「心と脳」をおさらいするという特集である。

夜、銀座のギャラリー小柳へ。
文學界の大川繁樹編集長、山下奈緒子さんを、
内藤礼さんにお引き合わせする。

内藤さんの作品がギャラリーの中に並んで
ある様子を眺めていると、突然、「配置」
ということが猛然と気になりはじめて、
配置のことばかりを考えていた。

Aが、Bに対してある関係にあること。
AはBとの関係性に包まれ、BはAとの
関係性に包まれ。
二項関係が、さらに三項関係、空間関係と
拡張して行き、個物には還元できない
独自のリアリティを持ち始める。

これだ! ということだけはわかるが、
未だに名付け得ない何か。

そのことだけを考えていても、
一生退屈しないで生きていけそうだ。

「配置」(configuration)。
保坂和志の小説にも、当然関係して。

そのことを言ったら、内藤礼さんは、

配置はわたしには特別なものです。
もしかすると一つのものを作ることよりも、
位置を見つけること、空間を作る(?)
ことのほうに、喜びを感じるかもしれない。

と答えてくださった。
 内藤さんには、4月28日(木)の
芸大の「美術解剖学」の授業でお話いただく
予定である。

小柳敦子さんがいらして、杉本博司さんの
「劇場」シリーズの新作について、興味深い
お話を伺う。

会食の終了間際、筑摩書房の増田健史が
やってきた。
「原稿追い込み」のワザを目撃した大川繁樹さんが、
「これは参考になる、これからこうしよう!」
としきりに頷いていたので、
原稿が遅い作家の方々はお気をつけください。

増田健史のキモチはよ〜くわかる。
しかし、私は須藤珠水と小俣圭が出すInterspeech
の論文も見なければならない。
昨日の朝は、European Conference on Visual Perception
abstractも書いていたのである。

4月 14, 2005 at 06:36 午前 |

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コメント

先生、Introduction to psychologyの授業の質問で、正解が「20」っていうのあったじゃないですか。

私の答えは「24」でした。

間違ってませんよね??
みなさんと答えが違くて少し切なくなりました。

投稿: クロ | 2005/04/14 16:12:18

>これだ! ということだけはわかるが、
>未だに名付け得ない何か。

「重々無尽」ですか

投稿: ミケ | 2005/04/14 12:53:21

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