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2005/03/20

『脳と創造性』発売

茂木健一郎 『脳と創造性』「この私」というクオリアへ
(PHP研究所)
ISBN: 4569633536 ; (2005/03/19)

発売中
です。

<出版社からの内容紹介>
脳と創造性はどのような関係にあるのか。創造性とはそもそも何か――。
このような問いは、現代においてきわめて重要であるにもかかわらず、誰も正面切って論じようとはしなかった。創造性を天才の神秘のインスピレーションと見做したり、脳をコンピュータのアナロジーで考えるなど、様々な固定観念が立ちはだかっていたからかもしれない。
創造性の脱神話化、論理と直観、不確実性と感情、コミュニケーションと他者、感情のエコロジー、クオリアと文脈、一回性とセレンディピティ、個別と普遍。
以上のような切り口から、著者は、脳を単なる閉鎖系として扱うことなく、ダイナミックで予測不能なカオスとしての「生の現場」に切り込み、脳と創造性の秘密を探っていく。この世界で生命、人間、そして脳が創造性を発揮することの根っこに迫る。
養老孟司氏推薦! クオリア問題をライフワークとする著者の新境地。


<帯の推薦文より>

創造性は現代の中心課題であるのに、
なにか暗黙の前提になっていて、
誰も考えようとはしなかったが、
茂木さんは脳の側から本気で
その第一歩を踏み出した。
躍動感あふれる思考につられて、
読者の思考もいきいきと働き出す、
すごい本である。

養老孟司
<目次>
●第1章 創造性の脱神話化 
●第2章 論理と直観 
●第3章 不確実性と感情 
●第4章 コミュニケーションと他者 
●第5章 リアルさと「ずれ」 
●第6章 感情のエコロジー 
●第7章 クオリアと文脈 
●第8章 一回性とセレンディピティ 
●終章 個別と普遍

<本文より>
クオリアは、あくまでも私秘的な(プライベートな)体験である。
その私秘的な体験が、逆説敵ではあるが、個別を超えた普遍性を支える。
確かに、自分の見ている赤と、他人が見ている赤が
同じであるということを確認する術はない。
しかし、意識の中で感じるクオリアこそが、私たちの生み出す
様々な科学、文学、芸術上の作品の普遍性を担保するのである。
その普遍性への根拠のない信仰を抜きにして
創造の苦しみに耐えることなどできない。

3月 20, 2005 at 10:54 午前 |

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受信: 2005/03/24 11:23:55

コメント

こんにちわ。本日、貴著を読了しましたので、僭越ながら、さきほどアマゾンに貴著のレビューを投稿しました。キーワードを絞って書きましたので、色々とご不満もあるかと思いますが、ご容赦下さい。アマゾンの掲載は後ほどになると思います。ブログにはすでに掲載しています。それでは。

投稿: 永澤 護(zero-alpha) | 2005/03/23 17:11:06

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