« 楽しむ科学教室映像 | トップページ | 野球という体の文化 »

2005/03/19

補助線だけが人生だ

朝日カルチャーセンター「脳とデザイン」
最終回は、日月山水図屏風と内藤礼について
考え、
また20世紀の科学の二つの宝、
DNAの二重らせん構造と
E=mc2の発見のオリジナルの論文を
読んで、
 そこに現れているデザインの問題
について議論した。

 次回の朝日カルチャーセンター脳講座は、
4月15日からの全5回で、テーマは
『脳と癒し』である。
 最終回に南直哉さんと対談する。

 最近思うことは、脳科学を「脳」科学として
やっているうちは、相対性理論や
DNAの二重らせん構造発見に相当する
ブレイクスルーは起こらないのではないか、
ということである。

 たとえば、「スモール・ワールド・ネットワーク」
という視点をとれば、
 脳の神経細胞のネットワークと、ハリウッド映画
の俳優の共演関係と、インターネットの構造が
同じ数理で語れる。
 そんな視点が重要なのではないか。

 脳を脳として研究することも大切であるが、
まったく関係ないように(現時点では)見える
ものとの間に、えいやっと補助線を引くような
ことをしなければ、ブレイクスルーなど
生まれるはずもない。

 特に、意識の起源についてはそうだと
思う。

 朝日カルチャーセンターの前は、研究所で取材を
二件受け、
 Brain Club。
 田谷文彦くんが前頭葉でのcontext memoryについて
の面白い論文を紹介した。
 それで、いいアイデアを思いついて、
さっそく実行することにした。

 張さんは手の動きの知覚についての論文を紹介。
これは、阪大の石黒浩さんの研究に大いに
関係しそうである。

 朝カル後の飲み会の前、関根崇泰と
ボディ・イメージの研究のアイデアについて
立ち話。
 飲み会本体では、増田健史と大塚久雄
を巡って議論。

 いろんな方向に、補助線を引きまくって
やる!

 補助線だけが人生だ。

3月 19, 2005 at 10:12 午前 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 補助線だけが人生だ:

» [コラム]ネットワーク分析 トラックバック 複雑系の中の混沌とした未来
3月14日朝日新聞夕刊に西垣通氏のコラムがあった。 なかなか面白かったので、それを引用しながら、ネットワーク論について考えてみる。 >> ネット... [続きを読む]

受信: 2005/03/19 14:14:15

コメント

「いろんな方向に、補助線を引きまくって
やる! 補助線だけが人生だ。」

確実に接続されている阿呆でございます。
いつか阿呆の脳みそを研究してください。
それは茂木さんにお願いしたいと思っているバカでございます。
クオリア爆裂!

投稿: tatar | 2005/03/20 9:06:44

コメントを書く