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2005/03/01

芸人たらん。

柏への行き方が難しかった。
 駅スパートで調べると、日暮里で乗り換えて
ずっとJRで行くより、途中千代田線を挟んだ
方が早いという。
 はてな? と思いながら従ったが、
スイカとパスネットを同時に入れたり、
 無人改札でこれは記録されない、どうしようと
悩んだり、ミステリーゾーンの体験をした。

 東大の柏キャンパスに行くのは初めて
だったのでわくわくした。

 タクシーの運転手が、米の話をしてくれる。
 新潟の米なら
一俵4万でも5万でも売れるけれど、
 このあたりの米は一俵1万いくらにしかならない。
 まあしかし、ヤミだとそれより2千円は
高いかな。
 しかし、自分でツクと、20俵ツイても
2俵減って18俵になっちゃうから。
 二度ツキするから、今日電話して今日持って
きてくれ、と言われても無理だ。 
 どうしても、2、3日前に言ってもらわなきゃ。

 おもしろい。

 ちょうど、大塚久雄の『社会科学における
人間』

を読んでいて、人間類型ということに
ついて考えていたところだったから、いろいろ
考えさせられる。 

 講演開始前、20分くらいに着いて、
ばーっと話す。
 アレンジしてくれた院生の神尾正太郎さんをだし
にしていろいろ話したので、
 神尾さんには迷惑だったかもしれない。

 終了後、峯松信明さんと音声言語認識の話を
しながら、学食(カフェテリア)でカレーを
食べる。
 続いて、伊庭斉志さんの研究室を
見学させていただいた。

 人間類型と言うことで言えば、豊橋のエンジン01
に集っていた人たちは、皆「芸人」だった。
 つまり、あまりにも分野が違う人どうしが行き交えば、
いちいちディテールを説明している暇が
ない。
 ぱっと伝わる、そのような判りやすい造形のものを
生み出さなければならない。

 たとえば、三枝成彰さんが作曲の
ことについて細部を説明し始めたら、大変なこと
になる。
 それよりも、「モーツァルトの未完成曲を委嘱されて
完成させた」という造形はぱっと伝わる。

 自分もそのような造形をつくっていかなければ、
と豊橋では思ったが、
 タクシーの運転手の米ツキもさては芸だったか、
と気がついたのは今朝である。

3月 1, 2005 at 06:50 午前 |

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コメント

新しい場所に行くだけでも、なにかワクワクがありますね。
昔愛知で住んでいた家の近所のみかん農家は今でも暮れに取り寄せるのだけど、おじさんは「尾張漫才」という伝統芸の継承者で、みかんの出荷ピークと漫才の披露ピークが重なって忙しくってかなわんと、毎年年末ギリギリにおいしいみかんが届くというのを思い出しました。

投稿: | 2005/03/02 17:12:07

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