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2005/02/15

実験3

東工大の修士論文審査会ですずかけ台に行く。

 田辺史子さんが「ヒトの陳述記憶における再固定化
説の検証」というテーマで発表。

 三宅美博先生が、「実験3」の結果に大いなる
興味を持ってくださった。
 意外な結果が出た「実験3」を含め、
陳述記憶の記銘、編集の不思議について
いろいろ面白いことを明らかにした、素晴らしい
修士論文だったと思う。

 終了後、研究室の綿々、それに中村清彦先生
の研究室から澤繁実さん、梅田圭吾さんも来て、
青葉台の「笑笑」で打ち上げの懇親会。
 修論が終了した後、「笑笑」で打ち上げを
やるというのは、ここ数年の「伝統」である。
 
 今、ホンダに就職している、長島久幸くんも
来てくれればいいのになあ、と思いながら
みんなで飲んでいた。
 そのように書けと長島君に以心伝心で言われたので、
そのように書く。

 飲み会の時に話したこと。
 私は、ある人間ができる、できない、
ということを基本的に決めつけない。
 このヒトはこの程度できるかもしれない、
という「仮説」を持つことはある。
 しかし、ある人間の潜在能力が
どれくらいのものか、
 こればかりは判らないと思っている。

 「男子3日会わざれば刮目して見よ」
は孔子だが、
男子に限らず女子もそう、人間はみんなそうである。
 ついでに言うならば、自分自身に対しても
そのようにして接するような人生でなければ
ならないと思う。

 誰にでも、実験3があるのだ。

 明け方、南極に旅行する夢を見た。
 南極のはずなのに、大きな道路に自動車が
走っているのだ。

 ただし、空は限りなく大きい。

 その町はずれでは、どうやら氷が割れていて、
海にペンギンが飛び込んでいるらしい、
と思いを巡らせているうちに目が覚めた。

2月 15, 2005 at 07:24 午前 |

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