「仮想」を「現実」にする意志
ポピュラーサイエンス2005年3月号
p.80-p.81
茂木健一郎
「仮想」を「現実」にする意志
日本が世界に誇る建築家、安藤忠雄さんの著書
『連戦連敗』を読むと、建築の本来の住処は現
実ではなく仮想の世界ではないかと思われてく
る。安藤さんほどの超一流の建築家でも、国際
コンペでは敗れることが多い。最終的に実現す
る建物はただ一つなのだから、当たり前である。
建築というのは、その場所に合わせて設計する
ものだから、同じアイデアを使い回すわけにも
いかない。結局、一つの現実の建築の周りには、
実現しなかった沢山の「仮想」の建築がまとわ
りつくようになる。・・・・
2月 11, 2005 at 05:21 午前 | Permalink
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コメント
moto.K。さま
素敵な風景の描写、ありがとうございます。
沖縄にイシガキチョウはとても似合いますね。
まったく別の時間が流れている感じが
します。
まるで一片の写真を見るようです。
投稿: 茂木健一郎 | 2005/02/15 8:56:39
こんにちは。2月4-7日に、休暇で小浜に行った時、大きな白い蝶を見ました。1歳4ヶ月の息子が、ずーっと眺めていました。イシガキチョウは知らなかったのですが、土地の蝶なのだろうと判りました。
小浜・石垣島は良い所でした。離島桟橋近くの八百屋のお婆さんと色々話している時、トマトを勧められました。息子は一つ全部食べてしまいました。
息子の目を通してみると楽しい事が多いと、あらためて気付いた休暇でした。
投稿: moto.K. | 2005/02/14 11:13:14