日本の法律家の怠慢
日本の法律家の怠慢
私は一応法学士である。
以前から、日本の法律関係者は怠慢だと
思っている。
たとえば、
前近代的な制度を残して平気でいるからだ。
連帯保証人の制度もそうで、公序良俗に
反して無効、と言い切ってもいいんじゃ
ないかと思っている。
こんなものを民法の条文に残しておいて、
よく先進国を気取っているなあと思う。
別に法学を専門にしているわけでは
ないから、普段は黙っているけど、
たまたま文藝春秋の「日本の論点plus」
で八木宏之さんが書いてくださっているので
引用する。
http://books.bitway.ne.jp/bunshun/ronten/
small businessを始めるときに、親兄弟に
連帯保証人になってもらう。
そんな「しがらみ」のどこに経済的合理性が
あるのか。
外国人留学生が、不動産屋に行って、
日本人の連帯保証人がいないと借りられません、
と言われる。
俺はイギリスで家を借りるとき、500ポンドの
depositを払っただけだった。
日本の法律関係者は、バカか?
うっとおしい前近代的な制度を押しつけやがって。
連帯保証人とるなら、保険に入れよ。
実定法の解釈の重箱をつつくことならば、
誰でもできる。
俯瞰的な目で立法政策を論じる大きな動きが
なぜもっと出ないか。
プロ野球コミッショナーを見て、日本の
法実務家の胆力などどうせあんなものだと世間から
あきれられているままでは、ちょっと寂しい。
2月 10, 2005 at 03:19 午後 | Permalink
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